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職種別!職務経歴書の書き方、決定版

臨床工学技士

「臨床工学技士」職務経歴書のポイント

根拠に基づいた高度な医療技術や専門知識はもちろん、医療従事者として常に高い倫理観を持っていること、教育的役割の面では指導力も重要なアピールポイントになります。

臨床工学技士は医療エンジニアとして、病院をはじめとした医療施設内に設置されている透析機器等の医療機器や生命維持装置の保守点検、操作を担う職種です。活躍の場は医療機関のほか、医療機器メーカー、商社、学校の講師まで多岐にわたります。患者さんの命を守る医療機器のスペシャリストとして常に高い倫理観と問題意識を持ちながら、あらゆる業務に対してその状況に応じた知識・技術・能力の発揮が鍵となる仕事です。

「臨床工学技士」職務経歴書 見本/サンプル

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職務経歴書

20XX年X月X日現在
山田 太郎

■職務概要

都内の私立大学で臨床工学技士養成課程を学びカリキュラムを修了後、○○大学医学部付属病院へ臨床工学技士として入職しました。血液浄化業務と人工心肺業務を6年間担当。より見聞を広めたく、20XX年大手医療機器メーカーへ転職し、現在はアプリケーションスペシャリストの部門リーダーとして、医療機器に関する講習会の講師も担当しています。

■職務経歴

○○大学医学部附属病院(勤務期間:20XX年X月X日~20XX年X月X日)

●事業概要:国立大学附属病院
●設立:20XX年 資本金:XXX万円 売上高:XX万円(20XX年度)
●上場区分:未上場 ●従業員:XXX名 ●年商:XXX万円

期間 業務内容
20XX年X月~
20XX年X月
POINT
どのような特性のある機関で勤務していたか、また自身が担当していた業務などは具体的に記載しましょう。

所属:医療機器管理部

対象:入院及び外来の維持透析患者/心臓外科手術対象患者

■業務内容

  • 人工透析などの血液浄化
  • 心血管カテーテル業務/ポリグラフを使用しての心電図や血圧などのモニタリング
  • 冠血流予備量比(FFR)の測定
  • 血管内画像診断装置(IVUS、OFDI等)の準備/操作
  • 補助循環装置(IABP、ECMO等)の準備/操作
  • アブレーション(経皮的心筋焼灼術)/3Dマッピング装置の操作など
  • 植え込みデバイスペースメーカー、心臓植え込み型電気的デバイス等の設定
  • 人工呼吸器の設定/点検/動作確認/部品交換
  • 人工心肺装置及び周辺機器の準備/点検/操作/記録
POINT
この仕事上で活かせた点だけでなく、難局があってもいかに乗り越えたかといったエピソードも交えると、よりアピール効果が高まります。

■実績

  • <20XX年>血液浄化専門臨床工学技士資格取得
  • <20XX年>体外循環技術認定士資格取得

病棟では、血液浄化業務と人工心肺業務を担当していました。医療に関わる人間の一人として患者さんの命をお預かりしている以上、業務内容の一つひとつに責任感・緊張感を求められるという点で、自分の心身のタフさや慎重さは、この仕事で活かせる特性だと思いました。

十数時間にも及ぶ心臓外科手術にも立ち会い、その患者さんが半年後に元気に退院され、後日丁寧なお礼の手紙をいただいたことは、臨床工学技士として活躍した中で一番思い出深い出来事です。

○○株式会社(勤務期間:20XX年X月X日~20XX年X月X日)

●事業概要:医療機器メーカー
●設立:20XX年 資本金:XXX億円 売上高:XXXX億XX万円(20XX年度)
●上場区分:未上場 ●従業員:XXX名 ●年商:XXX億円

期間 業務内容
20XX年X月~
現在
POINT
自身の経験分野、また携わった業務や実績はできるだけ詳細に記載しましょう。

所属:治療機器事業/アプリケーションスペシャリスト業務(部門リーダー)

対象:全国の病院やクリニック

■業務内容

  • アプリケーションのセットアップ/データ取得
  • 医療機器の操作/メンテナンストレーニング
  • 病院やクリニック等への自社医療機器の説明実施
  • 学会における展示ブースでの自社デモ機の製品アピール
  • 各種勉強会/説明会の開催
  • 医療機器メーカー開催の講習会における講師
  • 販売促進活動
  • ソフトウェアや機器トラブル時の対応(軽微な修理・調整など)
  • ソフトウェアのバージョンアップ
  • 自社医療機器の説明資料作成
POINT
臨床工学技士としての経験を一般企業でどう活かせたか詳細に記載すると、他者との差別化が図れ、アピールにもつながります。

■実績

  • <20XX年>企画・立案から携わった講習会での講師

カテーテルやステントなど心臓血管領域においては、トップシェアの医療機器メーカーでアプリケーションスペシャリストとして勤務。病院勤務で培った知識やスキルが活かせた上に仕事の幅も一気に広がりました。

営業とタッグを組んで、全国各地の病院やクリニックを訪問しながら顧客との確固たる関係性が構築できたことは、この仕事ならではの醍醐味に感じられました。

優れた医療機器を世に提供するだけでなく、講習会でも企画・立案から携わるなどキーポジションとして活躍できたことは、自身にとって大きな自信につながりました。

■保有資格

  • 血液浄化専門臨床工学技士(20XX年XX月)
  • 不整脈治療専門臨床工学技士(20XX年XX月)
  • 呼吸治療専門臨床工学技士(20XX年XX月)
  • 高気圧酸素治療専門臨床工学技士(20XX年XX月)
  • 透析技術認定士(20XX年XX月)
  • 体外循環技術認定士(20XX年XX月)
  • 3学会合同呼吸療法認定士(20XX年XX月)
  • 臨床ME専門認定士(20XX年XX月)
  • 臨床高気圧酸素治療装置操作技師(20XX年XX月)
  • 心血管インターべンション技師(20XX年XX月)
  • 消化器内視鏡技師(20XX年XX月)
  • 日本アフェレシス学会認定技士(20XX年XX月)
  • 第1種ME技術実力検定(20XX年XX月)
  • 第2種ME技術実力検定(20XX年XX月)
  • MDIC認定/医療機器情報コミュニケーター(20XX年XX月)
  • 医療情報技師(20XX年XX月)
  • TOEIC公開テスト XX点(20XX年XX月)

■パソコンスキル

  • Word(報告書などの作成)
  • Excel(データ集計・管理など)
  • PowerPoint(講習会に関する資料作成)

■自己PR

もともと手に職を持ち、かつ医療に携わる仕事に就きたいと考えていたところ、通院していた医療機関にて臨床工学技士の存在を知りました。これが大学の専攻および就職先決定のきっかけです。

病院に入職してからの6年間で、医療機器の進歩に伴い業務や対応する範囲も増え、それだけに大切な患者さんの命を守るこの仕事の重要さを痛感しました。

医療機器メーカーでの経験も経て、今後は培った知識やスキルを糧に海外のNGO(非政府組織)への参加も視野に入れています。会話だけでなく論文を書けるレベルの英語を習得し、さらに活躍できるフィールドを広げていきたいと思っています。

以上

POINT

文末は「以上」で結ぶのが基本です。レイアウトを工夫し、ページの末尾に大きな余白ができないように心がけてください。

■特記事項

  • 離職期間等、選考上マイナスになりそうな点、懸念に感じられそうな点があれば「■特記事項」の見出しをたてて、事情説明します。
    (転職回数が4回以上の方や、在籍期間1 年以内での転職、半年以上の離職期間 等)
  • 退職理由を記載する場合は、あくまで簡潔に1~2行程度で記載して下さい。
    退職理由は長文になるほどネガティブな内容になりがちです。具体的かつ簡潔に記載しましょう。
    (例:採用時との労働条件相違のため、家族の介護のため、等)
  • 退職理由として「キャリアアップのため」「一身上の都合」は、内容が不明確のため避けた方が良い表現です。
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