保健師
「保健師」職務経歴書のポイント
医学や健康の知識、取得した資格はもちろん、対応力が重要な仕事のため、コミュニケーション能力をアピールする。
保健師は、看護師・保健師の免許を有し、保健指導をする職種です。地域の保健所等に所属する公務員の「行政保健師」、企業に属する「産業保健師」、他にも「学校保健師」、「病院保健師」に分けられ、業務内容は各々で異なります。
また対応する方の属性で指導内容も異なり、医学や健康に関する深い知識や対応力が求められます。事務作業も多く膨大なデータを処理するケースも多いため、高いPCスキルもアピールポイントとなるでしょう。
「保健師」職務経歴書 見本/サンプル
職務経歴書
20XX年X月X日現在
山田 太郎
■職務概要
〇〇看護大学卒業時に看護師・保健師の資格を取得。その後公務員試験を受け、市の行政保健師として就職。主に母子保健サービスと成人・老人保健サービス業務を4年担当。20XX年の産業カウンセラー資格取得を機に、大手IT企業の産業保健師へ転職。3年目の現在は主任保健師として、後進の指導も担当しています。
■職務経歴
○○市○区保健センター(勤務期間:20XX年X月X日~20XX年X月X日)
●事業概要:政令指定都市の保健センター
●設立:20XX年 資本金:XXX万円 売上:XX万円(20XX年度)
●上場区分:未上場 ●従業員:XXX名 ●年商:XXX万円
期間 | 業務内容 |
---|---|
20XX年X月~ 20XX年X月 |
所属:母子保健サービス/成人・老人保健サービス 対象:地域に住む乳幼児から妊婦、高齢者、障がいのある方まで ■業務内容
■実績
行政保健師として母子保健サービスを長らく担当し、少子高齢化の現状、母子をできる限りサポートするという任務は、いずれ自身も親になるであろう点も踏まえると非常に意義あるものでした。 また行政機関は人材育成のシステムが整っており、さまざまな立場の方への対応を通じ経験を重ねながら、専門職としてキャリアアップしていける環境である点は、とても魅力的でした。 |
株式会社○○○○○○○○(勤務期間:20XX年X月X日~20XX年X月X日)
●事業概要:IT関連
●設立:20XX年 資本金:XXX億円 売上:XXXX億XX万円(20XX年度)
●上場区分:未上場 ●従業員:XXX名 ●年商:XXX億円
期間 | 業務内容 |
---|---|
20XX年X月~ 現在 |
所属:健康保険組合部門 対象:企業に所属する全従業員 ■業務内容
■実績
産業保健師として産業医や衛生管理者・人事担当者と連携し、働く社員の健康管理をサポートするのは責任が重い業務でしたが、大変やりがいがありました。 特にIT企業の仕事は不規則かつ、ハードワークで、心身両面における不安や悩みを抱える社員の相談も多く、いかに健康で安全な職場づくりができるかをいつも念頭に置いて業務に臨んでいました。 また心身の不調による休職者も多かったため、退職という不幸な結果に繋がらないよう疾病の発生を予防する目的で、自身で企画・立案した健康に役立つセミナーを何度か開催しました。 そのセミナーに参加してメンタルヘルスについて学んだ方がさまざまな方法を実践し、休職せずに済んだと報告を受けた事、これが自分の役割を最大限に果たせたと実感した一番の出来事です。 |
■保有資格
- 看護師(20XX年XX月)
- 保健師(20XX年XX月)
- 産業カウンセラー(20XX年XX月)
- 労働衛生コンサルタント(20XX年XX月)
- 心理カウンセラー(20XX年XX月)
- 介護支援専門員(20XX年XX月)
- 健康運動指導士(20XX年XX月)
- 健康運動実践指導者(20XX年XX月)
- 養護教諭免許(20XX年XX月)
- 衛生管理者一種免許(20XX年XX月)
- 思春期保健相談士(20XX年XX月)
- 家族相談士(20XX年XX月)
- 家族心理士(20XX年XX月)
- 3級二輪自動車整備士(20XX年XX月)
- 人間ドックアドバイザー(20XX年XX月)
- 健康診療コーディネーター(20XX年XX月)
■パソコンスキル
- Word(企画書・報告書などの作成)
- Excel(データ集計・管理など)
- PowerPoint(セミナーに関するプレゼンテーション資料作成)
■自己PR
母が看護師をしていたため、自分も医療に関わる仕事に就きたいと思ったのがそもそものきっかけです。看護大学で学ぶうち、保健師という仕事が「病気になった方のケアするのではなく、まず人々の病気を未然に防いで健康づくりを支援する」という役割である事を知り、自分はこのポジションで活躍したいと思いました。
行政保健師という立場で、地域に住む赤ちゃんから高齢者まで多くの人々の健康づくりに貢献できた貴重な体験を経て、現在は企業に属して働く方々のメンタルヘルスを中心にケアを行っています。また健康に関するセミナーも積極的に開催し、好評を得ています。
対応する層は違っていても、人々の健康を支える保健師として、心身両面の病気を未然に防げるようなセミナーや、啓発活動は機会があればいつでも開催できるよう、企画もいくつか準備中です。
今後も予防と未病のプロフェッショナルとして研鑽を積み、より多くの人々の健康と健やかな暮らしを守れるような存在でありたいと思っています。
以上
- POINT
文末は「以上」で結ぶのが基本です。レイアウトを工夫し、ページの末尾に大きな余白ができないように心がけてください。
■特記事項
- 離職期間等、選考上マイナスになりそうな点、懸念に感じられそうな点があれば「■特記事項」の見出しをたてて、事情説明します。
(転職回数が4回以上の方や、在籍期間1 年以内での転職、半年以上の離職期間 等) - 退職理由を記載する場合は、あくまで簡潔に1~2行程度で記載して下さい。
退職理由は長文になるほどネガティブな内容になりがちです。具体的かつ簡潔に記載しましょう。
(例:採用時との労働条件相違のため、家族の介護のため、等) - 退職理由として「キャリアアップのため」「一身上の都合」は、内容が不明確のため避けた方が良い表現です。
- 離職期間等、選考上マイナスになりそうな点、懸念に感じられそうな点があれば「■特記事項」の見出しをたてて、事情説明します。