作業療法士
「作業療法士」職務経歴書のポイント
医学的な知識はもとより、心身にダメージを負ったさまざまな患者さんに辛抱強く向き合う忍耐力とコミュニケーション能力を持ち合わせている事が重要です。
作業療法士は病院や施設、訪問リハビリテーションをはじめ、医療福祉分野で活躍するリハビリテーション職です。医師の指導のもと、主に身体機能の回復や日常生活の動作改善を目的に治療や訓練を担います。
心身にダメージを負った患者さんの身体機能を回復させる物理的なリハビリと「その人らしさ」を取り戻すケアも重要で、相手に寄り添える共感力や観察力、信頼関係を築き上げながらリハビリを進める忍耐力が鍵となります。
「作業療法士」職務経歴書 見本/サンプル
職務経歴書
20XX年X月X日現在
山田 太郎
■職務概要
都内の私立大学で作業療法士養成課程を学びカリキュラムを修了した後、リハビリと再生医療に特化した〇〇病院に作業療法士として就職し、障がい者病棟を4年担当しました。在職中に理学療法士の資格取得を機に急性期病棟へ異動し2年担当後、公務員試験を受け、〇〇市の心身障がい者福祉センターへ転職しました。現在は主に心身に障がいをもつ地域住民のQOL向上のために、さまざまな指導を担当しています。
■職務経歴
〇〇病院(勤務期間:20XX年X月X日~20XX年X月X日)
●事業概要:リハビリテーション専門病院
●設立:20XX年 資本金:XXX万円 売上: XX万円(20XX年度)
●上場区分:未上場 ●従業員:XXX名 ●年商:XXX万円
期間 | 業務内容 |
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20XX年X月~ 20XX年X月 |
所属:障がい者病棟/急性期病棟 対象:主に高齢者の入院患者および外来患者 ■業務内容 <作業療法士業務>
<理学療法士業務>
■実績
脳梗塞によって麻痺が残り、手が動かせなくなった患者さんがリハビリを通して徐々に感覚を取り戻し、動けるようになった姿や笑顔を見られた事。これが仕事を頑張る大きな原動力になったと感じています。 また作業療法士では出来る業務が限られるため、理学療法士の資格も取り、運動や温熱治療など適切なリハビリが行える事で、より多くの患者さんのQOLを上げられるようになった事はやりがいだけでなく、自信につながりました。 |
○○市○区心身障がい者福祉センター(勤務期間:20XX年X月X日~20XX年X月X日)
●事業概要:政令指定都市の心身障がい者福祉センター
●設立:20XX年 資本金:XXX億円 売上:XXXX億XX万円(20XX年度)
●上場区分:未上場 ●従業員:XXX名 ●年商:XXX億円
期間 | 業務内容 |
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20XX年X月~ 現在 |
所属:健康福祉局 障がい福祉課 対象:地域に住む心身に障がいをもつ乳幼児から高齢者まで ■業務内容
■実績 ・担当プロジェクト数
病院での勤務経験と理学療法士の資格も活かして、より多く、幅広い層の人々の健康的な生活のサポートをしたいと考え、公務員試験に挑戦して心身障がい者福祉センターでの職に就きました。 身体や心にダメージを負ったとしても、地道なリハビリで「その人らしい暮らし」が取り戻せる様子を間近で見られる事は、この仕事における最大のやりがいと感じています。 |
■保有資格
- 呼吸療法認定士(20XX年XX月)
- 認知症ケア専門士(20XX年XX月)
- 心臓リハビリテーション指導士(20XX年XX月)
- 栄養サポートチーム専門療法士(20XX年XX月)
- 福祉住環境コーディネーター(20XX年XX月)
- 健康運動指導士(20XX年XX月)
- JSPO-AT/アスレチックトレーナー(20XX年XX月)
- NESTA-PFT/パーソナルフィットトレーナー(20XX年XX月)
- NSCA-CPT/NSCA認定パーソナルトレーナー(20XX年XX月)
- 介護支援専門員(20XX年XX月)
- 義肢装具士(20XX年XX月)
- 柔道整復師(20XX年XX月)
- あん摩マッサージ指圧師(20XX年XX月)
- 鍼灸師(20XX年XX月)
■パソコンスキル
- Word(報告書などの作成)
- Excel(データ集計・管理など)
- PowerPoint (セミナーに関するプレゼンテーション資料作成)
■自己PR
同居していた祖父が病に倒れた際、病院でのリハビリを経て以前と同様に健康的な生活を取り戻した経験が、作業療法士を目指すきっかけとなりました。
病院や心身障がい者福祉センターでの仕事を通じて、病気やケガなどによる後遺症だけでなく、心にダメージを負った方に対して回復をサポートし、知識や技術をもって健やかな生活を取り戻す支援ができるこの仕事は自分にとって天職と感じるようになりました。
現在は公務員として、地域に暮らすみなさんへの心身の健康問題を担当する上で、特に心身に何らかの障がいをもった一人暮らしの高齢者へのケアが急務だと感じています。
今後ますます進む高齢化社会に向け、一人でも多くの方々の健康的な生活を守るため、今まで培った知識や技術にプラスした温かなホスピタリティで支えるような活躍をしていきたいです。
以上
- POINT
文末は「以上」で結ぶのが基本です。レイアウトを工夫し、ページの末尾に大きな余白ができないように心がけてください。
■特記事項
- 離職期間等、選考上マイナスになりそうな点、懸念に感じられそうな点があれば「■特記事項」の見出しをたてて、事情説明します。
(転職回数が4回以上の方や、在籍期間1 年以内での転職、半年以上の離職期間 等) - 退職理由を記載する場合は、あくまで簡潔に1~2行程度で記載して下さい。
退職理由は長文になるほどネガティブな内容になりがちです。具体的かつ簡潔に記載しましょう。
(例:採用時との労働条件相違のため、家族の介護のため、等) - 退職理由として「キャリアアップのため」「一身上の都合」は、内容が不明確のため避けた方が良い表現です。
- 離職期間等、選考上マイナスになりそうな点、懸念に感じられそうな点があれば「■特記事項」の見出しをたてて、事情説明します。