海外営業
「海外営業」職務経歴書のポイント
応募企業との共通項を意識し、営業活動の流れや特徴を具体的に書こう
海外営業は、企業ごとに流れや特徴が異なります。製品、対象国、直接営業/代理店経由、法人/個人、部門規模(社数/人数)、契約や納品までの社内調整などを記載しましょう。売上を上げるまでの体制、関わる人を含め、自分の活動の流れに沿って項目を挙げるとわかりやすいです。 応募企業で求められることや重なる部分はしっかり盛り込みましょう。語学力は、現地とのやり取り、交渉や商談など実際にこなした活動で示せます。市場リサーチと分析の能力、業種や営業商材の知識、特定の地域や国の担当/滞在経験などもアピール要素です。 実績は、金額、前年比、達成率、順位などの数字で示し、業務内容と分けて記載すると明確に伝わります。経歴書で営業資料の作成能力も見られるため、プレゼンのつもりで見やすく作成することもポイントです。
「海外営業」職務経歴書 見本/サンプル
職務経歴書
20XX年X月X日現在
山田 太郎
■職務概要
プラスチックメーカーの営業職に携わってX年になります。国内法人営業にX年勤務した後、海外営業部門に移り、現在は主にインドや北米を担当しています。現地代理店の営業力強化をはじめ、代理店との協働での市場リサーチ、新規開拓、既存顧客のフォローに取り組んでいます。
■職務経歴
<会社概要>
株式会社○○○○○○○○(勤務期間:20xx年x月x日~20xx年x月x日)
●事業概要:プラスチック精密部品製造・販売・輸出
●設立:20XX年 資本金:XXX億円 売上:XXXX億XX万円(20XX年度)
●上場区分:未上場 ●売上:XXX億XX万円(20XX年度) ●年商:XXX億円
期間 | 業務内容 |
---|---|
20XX年X月~ 20XX年X月 |
【所属】営業部門 国内・法人営業 【規模】営業部門 国内X拠点 約X名/支店 【担当】新規顧客の開拓/既存顧客への新規提案 【対象企業】国内自動車、電機・通信機器、産業機器、医療機器メーカー 【業務内容】
【個人実績】 【営業部門実績】 |
- POINT
- 項目の途中で改ページすることがないようにレイアウトを調整してください。
期間 | 業務内容 |
---|---|
20XX年X月~ | 【所属】海外営業部門 【規模】Xカ国 支社X社 代理店数X社 【担当国】主に、インド(X社)カナダ(X社)アメリカ(X社) 【担当業務】担当国の代理店サポート・協働での営業(新規/既存顧客) 【対象企業】自動車、電機・通信機器、産業機器、医療機器メーカー 【業務内容】 ■現地代理店のサポート業務
■代理店と協働での営業活動
■社内(日本)との連携
【実績】 【海外営業部門実績】 |
■保有資格
- ビジネスキャリア検定 営業・マーケティング X級(20xx年)
- 生産技術者マネジメント認定 CPE-X級(20xx年)
- TOEIC 900点(20xx年)
■パソコンスキル
- Excel(集計・データ管理、関数、マクロ)
- Word(社内外文書)
- PowerPoint(営業資料、プレゼン資料、マニュアル作成)
- Photoshop(資料用・画像作成)
- CAD/CAM(基本操作・知識)
■自己PR
- POINT
- 仕事を通じて「経験したこと」「仕事を行う上で意識してきたこと」「仕事のスタイル」を記述します。
- 今後チャレンジしたいこと、強化したい分野など、入社後の目的、目標を明記します。
- アピールポイントは1行程度、エピソードや具体例は3~5行以内だと、端的で読みやすくなります。
少し長くなる場合は、冗長にならないよう1段落3~5行程度にすると、要点がまとまった印象になります。 - 今後の方向性や目標が明確な方は、記載するといいでしょう。
- コミュニケーション能力・調整力・社内を巻き込む力・信頼関係構築力といったスキルは、エピソード、実績とともにアピールしてください。
強みは、市場や競合企業、リード企業などに関する幅広いリサーチ分析力と、新規/既存顧客企業の要望や意向に応えるための入念なヒアリング力です。生産・技術・物流・マーケティング部門、各国の代理店と知恵を絞り、活発に意見交換を行いながら、皆で目標を達成してきました。
各国の代理店とは、電話やオンラインで密にコミュニケーションを取り、相互理解を深めています。意見の相違や、想定外の問題が発生することもありますが、根気強く柔軟に対峙することで信頼関係を築いています。大学での専攻が技術系だったので技術設計や図面に関する知識も持ち合わせており、業務に役立てています。世界のメーカーに、企業の技術や製品の魅力をしっかり伝える営業として、今後も成長していきたいです。
以上
- POINT
文末は「以上」で結ぶのが基本です。レイアウトを工夫し、ページの末尾に大きな余白ができないように心がけてください。
■特記事項
- 離職期間等、選考上マイナスになりそうな点、懸念に感じられそうな点があれば「■特記事項」の見出しをたてて、事情説明します。
(転職回数が4回以上の方や、在籍期間1 年以内での転職、半年以上の離職期間 等) - 退職理由を記載する場合は、あくまで簡潔に1~2行程度で記載して下さい。
退職理由は長文になるほどネガティブな内容になりがちです。具体的かつ簡潔に記載しましょう。
(例:採用時との労働条件相違のため、家族の介護のため、等) - 退職理由として「キャリアアップのため」「一身上の都合」は、内容が不明確のため避けた方が良い表現です。
- 離職期間等、選考上マイナスになりそうな点、懸念に感じられそうな点があれば「■特記事項」の見出しをたてて、事情説明します。