電気主任技術者
「電気主任技術者」職務経歴書のポイント
現場監督者としての経験、身に付けたスキルを明確にしてアピールする
電気主任技術者は、電気工事の現場に赴いて現場監督や電気設備の点検・管理などを行う職種です。現場監督としての状況把握能力や適切な指示出しが求められますので、その能力をアピールできると良いでしょう。
経験してきた案件について、件数や数字、規模感などを具体的なエピソードを交えながら記載すると、印象に残りやすいです。
資格取得についてなども細かく記載し、人材育成や部下の指導経験などがあれば、その点も記載しておくとアピールポイントになります。
「電気主任技術者」職務経歴書 見本/サンプル
職務経歴書
20XX年X月X日現在
山田 太郎
■職務概要
大学を卒業後、専門を活かした職に就きたいと考え、株式会社○○〇に入社をして設備管理業に携わってきました。入社から2年間は、電気設備や給排水設備、空調設備、機械設備などの点検管理を中心に幅広い業務を行ってきました。その後第三種電気主任技術者の資格を取得してからは、電気主任技術者としてオフィスビルや商業施設、医療施設、工場などの電気設備管理を担当しています。現場によって設備の規模や種類が異なるので、それぞれの現場で求められていることをしっかり理解し、臨機応変に対応する力が身に付いたと思います。現在では第一種電気主任技術者の資格を取得しており、現場に出るだけでなく人員の管理や部下の指導などにも尽力しております。
■職務経歴
株式会社○○○○○○○○(勤務期間:20XX年X月X日~20X年X月X日)
●事業概要:設備管理業
●設立:20XX年 資本金:XXX万円 売上:XX億XX万円(20XX年度)
●上場区分:未上場 ●従業員:XXX名 ●年商:XX億円
期間 | 業務内容 |
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20XX年X月~ 20XX年X月 |
役割:設備管理員 対象:主に法人(オフィスビル・商業施設・医療施設・工場・集合住宅) ■業務内容
■実績
最初の2年間はチームの一員として現場に同行し、電気設備や空調設備、機械設備など様々な設備の管理や点検の作業を学びました。どのような手順で作業を行っているのか、どんな点検項目があるのかなど、基礎的な部分を学び経験を積みました。施設の規模や形態によって設備が異なるため、臨機応変に対応することが求められる職業であることを痛感し、現場経験を積みながら座学にも力を入れ、資格取得のための勉強も続けました。結果として、20XX年XX月に第三種電気主任技術者の資格を取得することができました。
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20XX年X月~ 20XX年X月 (第三種電気主任技術者資格取得後) |
役割:電気主任技術者 対象:主に法人(発電所・変電所・オフィスビル・商業施設・医療施設・工場・集合住宅) ■業務内容
■実績
第三種電気主任技術者の資格を取得後は、電気主任技術者としての業務に専念しております。電気系統の異常や故障は人々の生活に直接影響が出るため、責任感を持って点検や管理を行っています。確認作業を徹底して漏れがないようにし、トラブルが起きても冷静に対処できるように心がけています。また現場の作業がスムーズに進むよう、状況を正確に把握して指示ができるように努めています。 現場監督の仕事だけではなく、人材育成にも尽力しており部下への指導にも力を入れています。自分が指導をしていた部下が電気主任技術者の資格を取得した時の嬉しさや達成感は忘れられません。
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■保有資格
- 第一種電気主任技術者(取得日:20XX年XX月XX日)
- 第二種電気主任技術者(取得日:20XX年XX月XX日)
- 第三種電気主任技術者(取得日:20XX年XX月XX日)
- 危険物取扱者甲種(取得日:20XX年XX月XX日)
- 普通自動車第一種運転免許(20XX年XX月)
- POINT
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- 電気主任技術者の資格だけでなく、業務に活かせる資格があれば記入しましょう。
- 取得した日付も書いておくとわかりやすいです。
■自己PR
仕事への責任感
電気主任技術者の業務は、人々や企業の生活・業務に直接影響のあるものばかりです。1つのミスが大きな危険を呼んでしまうこともある仕事ですので、全ての作業に責任感を持って取り組むように努めています。また、ミスなく業務を行えるよう現場の管理やチームメンバーへの気配りも忘れないように意識しています。
現場把握能力と的確な指示出し
電気主任技術者は現場を管理する能力が求められる職種だと理解しています。現場の状況を正確に把握し、滞りなく作業が進むように的確な指示出しを心がけています。現場の作業員が安全に作業を進められるように気を配ることで、危機管理能力も身に付いたと思います。
実際、見落としがあった部分に自分が気づけたことでトラブルを回避できた場面もあり、常にアンテナを張って一つひとつの業務を丁寧に行うようにしています。
- POINT
- 現場監督を担う電気主任技術者という仕事において、責任感や統率力、現状把握能力、危機察知能力などはとても大切なスキルです。自分の経験を交えつつ身に付いた能力を論理的に書けるとさらに内容が深まります。
以上
- POINT
文末は「以上」で結ぶのが基本です。レイアウトを工夫し、ページの末尾に大きな余白ができないように心がけてください。
■特記事項
- 離職期間等、選考上マイナスになりそうな点、懸念に感じられそうな点があれば「■特記事項」の見出しをたてて、事情説明します。
(転職回数が4回以上の方や、在籍期間1 年以内での転職、半年以上の離職期間 等) - 退職理由を記載する場合は、あくまで簡潔に1~2行程度で記載して下さい。
退職理由は長文になるほどネガティブな内容になりがちです。具体的かつ簡潔に記載しましょう。
(例:採用時との労働条件相違のため、家族の介護のため、等) - 退職理由として「キャリアアップのため」「一身上の都合」は、内容が不明確のため避けた方が良い表現です。
- 離職期間等、選考上マイナスになりそうな点、懸念に感じられそうな点があれば「■特記事項」の見出しをたてて、事情説明します。