土地家屋調査士
「土地家屋調査士」職務経歴書のポイント
担当してきた案件規模や件数を明記してスキルや経験をアピールする
土地家屋調査士とは、不動産の表示に関する登記の専門家です。土地や建物などの所在・形状・利用状況などを調査したり、測量したりして登記の申請手続きを行います。図面の作成なども行うので、CADソフトを使えると有利です。これまでに担当してきた案件の規模、件数、結果など、守秘義務に反しない程度に詳細を記載しておくことで、どの程度のスキルや経験があるのか読み手に伝わりやすくなります。
「土地家屋調査士」職務経歴書 見本/サンプル
職務経歴書
20XX年X月X日現在
山田 太郎
■職務概要
20XX年に大学を卒業後、○○○○調査測量株式会社に新卒で入社をいたしました。入社後は先輩方の現場に同行し、測量士としての経験を積みながら、測量士・測量士補の資格取得の勉強を続けてまいりました。20XX年XX月に資格を取得してからは、公共測量・民間測量に従事してきました。その後、さらに仕事の幅を広げたいと考えるようになり、20XX年XX月には土地家屋調査士の資格を取得し、20XX年に△△△調査測量事務所に転職をいたしました。測量士としての経験も活かしつつ、現在は登記に伴う測量や登記作成などの業務を担っております。
■職務経歴
○○○○調査測量株式会社(勤務期間:20XX年X月X日~20XX年X月X日)
●従業員:50名
●所在地:東京都渋谷区
●業務内容:公共測量、民間測量
期間 | 業務内容 |
---|---|
20XX年X月~ 20XX年X月 |
所属:測量部門 対象:インフラ会社、工事現場員、一般人 ■業務内容・担当件数 【公共測量】
【民間測量】
【図面作成】
■実績
|
△△△△調査測量事務所(勤務期間:20XX年X月X日~20XX年X月X日)
●従業員:40名
●所在地:東京都港区
●業務内容:公共測量、民間測量
期間 | 業務内容 |
---|---|
20XX年X月~ 現在 |
所属:測量部門 対象: 一般、不動産業界 ■業務内容・担当件数 【測量】
【登記作成】
【図面作成】
【その他】
■実績 ・土地家屋調査士としての経験 |
■保有資格
- 測量士補(20XX年XX月)
- 測量士(20XX年XX月)
- 土地家屋調査士(20XX年XX月)
- 普通自動車免許(20XX年XX月)
- POINT
- 土地家屋調査士だけでなく、業務に活かすことができそうな資格が他にあれば、取得した年月と併せて書いておきましょう。
■パソコンスキル
- Word(各種ビジネス文書作成・申請書の作成)
- Excel(各種データ入力及び管理・グラフ化)
- PowerPoint (提案資料の作成・図面作成)
- CADソフト (AutoCAD)
- POINT
- 各ツールをどの程度使いこなせるかを明記しておくと、自分のスキルレベルが伝わりやすくなります。
■自己PR
・責任感を持って仕事に取り組むことができます。
先輩や上司とともに仕事をする中で、測量士がいかに正確で緻密な作業をしているか身をもって感じました。建設工事現場などでは、測量結果に基づいて設計や工事計画が立てられるため、測量時のミスがその後の作業工程に大きく影響します。こうした現場に携わる中で、責任の大きな仕事だと痛感しました。先輩・上司の仕事への姿勢を見習い、どんな些細な作業であっても、決して慢心せず常に気を配りながら作業を進めるように努めております。
・土地家屋調査士と測量士、2つの資格を持っているからこその視点を大切にしております。
測量士の資格取得に一度失敗したことを機に、もっと学びたいという欲求が生まれました。測量士だけでなく、土地家屋調査士の資格も取得できたことで、業務の幅が広がり、様々な経験ができたと実感しています。
特に登記申請の際、測量士としての知識も活かしたアドバイスができることで、お客様からの信頼度アップにも繋がっています。これからも貪欲にチャレンジをして、経験を積んでいきます。
・お客様へわかりやすい説明を心がけております。
測量士として働いていた際、周りの作業員もある程度の知識を持っている人が多く、専門用語で会話をすることがほとんどでした。しかし土地家屋調査士として仕事をするようになり、専門知識を持っていないお客様と交渉する機会も増えました。専門用語ではどうしても伝わらないことがあるため、お客様にはなるべくわかりやすい言葉に置き換えて説明するように心がけております。実際に「わかりやすくて助かったよ」というお言葉をいただけたこともあり、意識してきてよかったと感じていることの1つです。
- POINT
- これまでの業務経験の中での課題とそれに対する解決案、そして今意識していることをストーリーとして簡潔にまとめられると良いです。特にアピールしたい内容を、タイトルとしてつけておくと読み手が読みやすい構成になりますので意識してください。
以上
- POINT
文末は「以上」で結ぶのが基本です。レイアウトを工夫し、ページの末尾に大きな余白ができないように心がけてください。
■特記事項
- 離職期間等、選考上マイナスになりそうな点、懸念に感じられそうな点があれば「■特記事項」の見出しをたてて、事情説明します。
(転職回数が4回以上の方や、在籍期間1 年以内での転職、半年以上の離職期間 等) - 退職理由を記載する場合は、あくまで簡潔に1~2行程度で記載して下さい。
退職理由は長文になるほどネガティブな内容になりがちです。具体的かつ簡潔に記載しましょう。
(例:採用時との労働条件相違のため、家族の介護のため、等) - 退職理由として「キャリアアップのため」「一身上の都合」は、内容が不明確のため避けた方が良い表現です。
- 離職期間等、選考上マイナスになりそうな点、懸念に感じられそうな点があれば「■特記事項」の見出しをたてて、事情説明します。