中小企業診断士
「中小企業診断士」職務経歴書のポイント
経営改善に努める責任感とサポート力をアピールする
中小企業診断士は、企業の経営状況を判断し、改善のための施策提案を行う仕事です。クライアントとの信頼関係を築くコミュニケーション力や適切な施策提案をする企画力・分析力が求められます。仕事に取り組む上での責任感もアピールできると良いです。また、コンサルティング担当件数を記載した方がイメージが湧きやすくなります。
実績を書く際は守秘義務に配慮して、実際の企業名や詳細な業務内容までは書かないようにしましょう。
「中小企業診断士」職務経歴書 見本/サンプル
職務経歴書
20XX年X月X日現在
山田 太郎
■職務概要
20XX年に○○大学経済学部を卒業後、新卒で株式会社○○〇に入社しました。入社後は経理部に配属され、経費精算や財務管理、給与計算、行政手続きなど幅広い業務に携わりました。常に数字に触れていたことで、数値管理や計算スキルが身に付きました。その後、コスト面からだけではなくもっと広い視野から経営に関わってみたいという気持ちから、中小企業診断士の資格取得を目指しました。大学時代の専攻や経理部での経験を活かしながら、約2年間で資格を取得することができました。その後、中小企業診断士の資格をより活かせる環境で働きたいと考え、20XX年に経営コンサルティングを担う株式会社△△△に入社いたしました。〇年間でXX社のコンサルティングを担当し、経営改善に尽力してまいりました。
■職務経歴
株式会社○○○○○○○○(勤務期間:20XX年X月X日~20X年X月X日)
●事業概要:広告業
●設立:19XX年 資本金:XXX億円 売上:XXXX億XX万円(20XX年度)
●上場区分:東証一部上場 ●従業員:XXX名 ●年商:XXX億円
期間 | 業務内容 |
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20XX年X月~ 20XX年X月 |
所属:経理部 対象:社員・行政 ■業務内容 <通常業務>
<月次業務>
<年次業務>
■実績
■その他: 中小企業診断士を目指した経緯 経理の仕事を続ける中で、コスト面での改善提案だけでなく、事業戦略や売上に関わる提案もできるようになりたいと考えるようになり、会社経営を多面的にサポートする中小企業診断士という職業に行きつきました。 会社側からも許可をいただき、フレックス制度を活用しながら資格学校に通い、2年間勉強を続けました。平日は退勤後1日2時間程度、休日は6時間程度の試験勉強を続けました。無事20XX年XX月に中小企業診断士の資格を取得することができました。
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株式会社△△△△△(勤務期間:20XX年X月X日~20X年X月X日)
●事業概要:コンサルティング業
●設立:20XX年 資本金:XXXX万円 売上:XX億XX万円(20XX年度)
●上場区分:東証一部上場 ●従業員:XXX名 ●年商:XXX億円
期間 | 業務内容 |
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20XX年X月~ 20XX年X月 |
所属:コンサルティング部門 対象:中小企業経営者 中小企業診断士の資格を活かした仕事に就きたいと考え、20XX年XX月に主に中小企業の経営コンサルティング事業を行っている株式会社△△△に転職しました。 ■業務内容
■実績
<具体的な成果> 対象:A社(ITベンチャー) 対象:B社(保険会社) 課題:営業と事務の間でのやり取りがうまくいかず、業務に支障が出ているので改善したいという相談を受けました。
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■保有資格
- 中小企業診断士(20XX年XX月)
- 日商簿記検定2級(20XX年XX月)
- ITパスポート(20XX年XX月)
- POINT
- 中小企業診断士以外にも、経営改善に関わる際に活かせる資格がたくさんあります。保持している資格を取得年月とともに記載しておきましょう。
■パソコンスキル
- Word(各種ビジネス文書作成)
- Excel(業績管理・各種データ管理・グラフ化・マクロ関数)
- PowerPoint(会議資料の作成・提案資料の作成)
- POINT
- 各ツールをどの程度使いこなせるかを明記し、スキルレベルをアピールしましょう。
■自己PR
- 経理で培った数値の分析力
経理では社内でかかる様々なコストの計算や調整を行っていました。日頃から数字に触れていたことから、コスト面での改善策を見出すことを得意としております。Excelを用いた数値分析は、クライアントからも数値的な変化がわかりやすいと好評をいただいております。 - クライアントのために尽くす責任感
パターン化された経営改善を行うのではなく、クライアントの状況を正確に把握し、事業内容や経営方針も踏まえた施策を提案してきました。クライアントの業績を担っている責任感を持ち、業績改善のヒントとなる情報の収集には手間を惜しまないことを心がけております。施策が成功し、業務改善ができたと報告をいただけることが達成感にもつながっています。 - 積極的なコミュニケーション
企業経営に関わる中小企業診断士として、まずは経営者や従業員と信頼関係を築くことが大切だと考えております。ちょっとしたことでも相談しやすいと思っていただけるよう、迅速かつ密なコミュニケーションをとるよう意識しております。また、クライアントに寄り添った提案ができるように、コンサルティングとしての立場だけではなく、相手の立場にも立って業務に取り組むことを意識しております。
- POINT
- 積み重ねた経験や実績を基に、自分の得意なことや意識していることをアピールしてみてください。具体的な業務内容や、まわりの評価といった客観的視点を取り入れると信頼度が高まります。
以上
- POINT
文末は「以上」で結ぶのが基本です。レイアウトを工夫し、ページの末尾に大きな余白ができないように心がけてください。
■特記事項
- 離職期間等、選考上マイナスになりそうな点、懸念に感じられそうな点があれば「■特記事項」の見出しをたてて、事情説明します。
(転職回数が4回以上の方や、在籍期間1 年以内での転職、半年以上の離職期間 等) - 退職理由を記載する場合は、あくまで簡潔に1~2行程度で記載して下さい。
退職理由は長文になるほどネガティブな内容になりがちです。具体的かつ簡潔に記載しましょう。
(例:採用時との労働条件相違のため、家族の介護のため、等) - 退職理由として「キャリアアップのため」「一身上の都合」は、内容が不明確のため避けた方が良い表現です。
- 離職期間等、選考上マイナスになりそうな点、懸念に感じられそうな点があれば「■特記事項」の見出しをたてて、事情説明します。