電気工事士
「電気工事士」職務経歴書のポイント
経験者は過去の実績を、また未経験(第二種有資格者)でもこの職種・業界に対する理解度の高さを示す事がアピールポイントになります。
代理店営業は、代理店の営業担当を通して自社の売上を獲得していく職種です。そのため一般的な営業力よりも代理店営業をサポートし、育てていく管理力が問われます。社外とも円滑にコミュニケーションを取れる能力や経験はアピール要素となるでしょう。
必須ではありませんが、応募企業の業界の専門知識があることは大きな強みとなります。代理店営業経験はもちろん、営業、提案、コンサルティング業務を経験している場合は、実績と内容を明確に記載しましょう。売上額、目標達成率、案件数、方法・手法、訪問数などで活動内容をイメージできることがポイントです。
獲得した案件は守秘義務にも関わるため、実際の企業名を出さないよう気をつけてください。資料作成の機会も多いため、応募企業で求められるPCスキルは具体的に記載しておきましょう。
「電気工事士」職務経歴書 見本/サンプル
職務経歴書
20XX年X月X日現在
山田 太郎
■職務概要
工業高校を卒業後、電気工事会社に就職(電気工事部門配属)。主に店舗や一般住宅の電気配線工事を4年担当。20XX年の専任技術者、20XX年の第一種電気工事士資格取得を機に、東京都出資の第三セクターへ転職。4年目の現在は施工管理職として、クライアントの依頼に対して最適な解決策の提供と工事全体の管理を担当しています。
■職務経歴
○○○電工株式会社(勤務期間:20XX年X月X日~20X年X月X日)
●事業概要:建築電気工事業
●設立:20XX年 資本金:XXX万円 売上: XX万円(20XX年度)
●上場区分:未上場 ●従業員:XXX名 ●年商:XXX万円
期間 | 業務内容 |
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20XX年X月~ 20XX年X月 |
所属:電気工事部門 対象:官公庁や病院、商業ビルなどの施設から一般住宅まで幅広く担当 ■業務内容
■実績
LED間接照明の設計・製造を主に担当していた際に、下請けに任せていた設置を自社で請け負うという目標が社内で設定されました。 第二種電気工事士のみの資格では難易度が高いと言われていた建設業許可取得時の専任技術者への挑戦に関して、自身が3年をかけ培った実務経験と専門知識をアピールし、無事取得に至り会社に貢献できた事は大きな自信に繋がりました。 |
株式会社○○○○○○○○(勤務期間:20XX年X月X日~20X年X月X日)
●事業概要:東京都出資の第三セクター
●設立:20XX年 資本金:XXX億円 売上:XXXX億XX万円(20XX年度)
●上場区分:未上場 ●従業員:XXX名 ●年商:XXX億円
期間 | 業務内容 |
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20XX年X月~ 現在 |
所属:鉄道電気部門 対象:都内各線駅舎他設備・線路がメイン ■業務内容 <変電設備工事>
<線路工事>
<駅設備工事>
■実績
東京のインフラを守っているという誇りを感じながら、第三セクターならではの安定した環境下で、さらに知識と技術力を磨く事ができました。 また現在は管理職として、マネジメント業務から鉄道電気業界全体の課題をベストな解決策に導けるよう綿密な計画を立てて、メンバーに共有しながら共に達成していく事が現在の自分の使命と思っています。 |
■保有資格
- 第二種電気工事士(20XX年XX月)
- 第一種電気工事士(20XX年XX月)
- 認定電気工事従事者(20XX年XX月)
- 特殊工事電気資格者(20XX年XX月)
- 2級電気工事施工管理技士(20XX年XX月)
- 1級電気工事施工管理技士(20XX年XX月)
- 第三種電気主任技術者(20XX年XX月)
- 消防設備士甲種4種(20XX年XX月)
- エネルギー管理士(20XX年XX月)
- 電気通信主任技術者(20XX年XX月)
- 高所作業車運転者(20XX年XX月)
- 電気取扱者/低圧・高圧・特別高圧(20XX年XX月)
- 職長・安全衛生責任者(20XX年XX月)
- 車両系建設機械運転者(20XX年XX月)
- 研削といし取替試運転作業者(20XX年XX月)
- アーク溶接作業者(20XX年XX月)
- クレーン・デリック運転者(20XX年XX月)
- 玉掛作業者(20XX年XX月)
■パソコンスキル
- Word(日報・シフト表などの作成)
- Excel(設計書や工事計画書などの作成)
■自己PR
まず将来性がある仕事として選んだのがきっかけですが、人々の暮らしに欠かせない電気の安全を守る事で、一般のご家庭から大型施設など関わる方全ての生活も守るという、この仕事が持つ社会意義の高さに誇りを持つようになりました。
建築電気工事と念願だった鉄道電気工事の仕事に携わりながら、さまざまな資格も取得する事で、任せてもらえる仕事の幅や可能性も大きく広がった点は自身のモチベーションに繋がっています。
今後も電気のプロフェッショナルとしてより高みを目指し、管理職として技術や知識だけに偏らない後進への指導にも励みながら、社会へそして人々に貢献し続けたいと思っています。
以上
- POINT
文末は「以上」で結ぶのが基本です。レイアウトを工夫し、ページの末尾に大きな余白ができないように心がけてください。
■特記事項
- 離職期間等、選考上マイナスになりそうな点、懸念に感じられそうな点があれば「■特記事項」の見出しをたてて、事情説明します。
(転職回数が4回以上の方や、在籍期間1 年以内での転職、半年以上の離職期間 等) - 退職理由を記載する場合は、あくまで簡潔に1~2行程度で記載して下さい。
退職理由は長文になるほどネガティブな内容になりがちです。具体的かつ簡潔に記載しましょう。
(例:採用時との労働条件相違のため、家族の介護のため、等) - 退職理由として「キャリアアップのため」「一身上の都合」は、内容が不明確のため避けた方が良い表現です。
- 離職期間等、選考上マイナスになりそうな点、懸念に感じられそうな点があれば「■特記事項」の見出しをたてて、事情説明します。