社会福祉士
「社会福祉士」職務経歴書のポイント
経験に基づいた知識やサポート力をアピールする
社会福祉士は、いわゆるソーシャルワーカーと呼ばれる職種で、身体的・精神的・経済的なハンディキャップを背負っている人々から相談を受け、必要な支援を行う仕事です。活躍できる職場はたくさんありますので、自分が経験してきた職場ならではの経験を交えながら経歴をまとめましょう。
人と関わり、人を支える職業ですので、親切さやコミュニケーション能力、対応力などをアピールできると良いでしょう。
「社会福祉士」職務経歴書 見本/サンプル
職務経歴書
20XX年X月X日現在
山田 太郎
■職務概要
大学時代に福祉を専攻していたことから卒業後は社会福祉に携わる仕事がしたいと考え、新卒で○○県庁の福祉課に就職をいたしました。窓口での相談対応、生活保護など必要な支援の手続き、家庭訪問など幅広い業務に携わることができました。社会福祉士としてより専門性を高めていきたいという思いから、20XX年XX月に△△△病院へ転職し、医療ソーシャルワーカーとして働いております。患者様へ最適なサポートを行うために、他施設との連携や院内での協力体制の強化にも力を入れ、患者様の負担を少しでも減らせるように尽力しています。
■職務経歴
○○県庁(勤務期間:20XX年X月X日~20XX年X月X日)
●事業概要:チーム医療を行う総合病院
●従業員:XXX名
期間 | 業務内容 |
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20XX年X月~ 20XX年X月 |
所属:福祉課 対象:地元住民 ■業務内容
■実績
コミュニケーション能力の向上 役所で対応できる申請の把握
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△△△病院(勤務期間:20XX年X月X日~20XX年X月X日)
●事業概要:医療・看護業務
●設立:19XX年 資本金:XXX億円 売上:XXXX億XX万円(20XX年度)
●上場区分:なし ●従業員:XXX名 ●年商:X億円
期間 | 業務内容 |
---|---|
20XX年X月~ 現在 |
役職:医療ソーシャルワーカー 対象:入院患者・外来患者 ■業務内容
■実績 医療現場におけるソーシャルワーカーの重要性の再確認 他施設との連携の強化
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■保有資格
- 社会福祉士(20XX年XX月)
- 社会福祉主事任用資格(20XX年XX月)
- 普通自動車免許(20XX年XX月)
- POINT
- 社会福祉士だけでなく、他にも取得している資格を取得した年月と併せて書いておきましょう。
■パソコンスキル
- Word(各種文書作成・申請書の作成)
- Excel(各種データ入力及び管理・グラフ化)
- PowerPoint(資料の作成)
- POINT
- 各ツールをどの程度使いこなせるかを明記しておくと、自分のスキルレベルが伝わりやすくなります。
■自己PR
人々に寄り添ったサポートができるように心がけています。
社会福祉士として最も大切なことは、目の前の相手に真摯に向き合うことだと考えております。相談に来る方の多くは、初めから心を開いて包み隠さず状況を説明することはありません。しかし、最適なサポートをご提案するためにも、正確な状況把握は不可欠です。そのため、まずは自分自身のことを信頼していただけるよう、できるだけ相手に寄り添った話し方や聞き方ができるように努めております。相談者が段々と心を開き、信頼関係を築き上げてきた実績は自分の自信にも繋がっています。
行政と医療現場で培った経験を活かしていきたいです。
社会福祉士として活躍できる場は様々ありますが、県庁と病院で通算○年働いてきたことで、たくさんのことを経験することができました。県庁では行政としての役割の重要性を学び、病院では医療現場における支援制度の大切さを学びました。
また、老若男女問わず様々な相談者と関わりを持てたことで、それぞれの年代・性別特有の悩みなどにも直面してきました。そうした経験は、今後も社会福祉士として必ず活かしていけると自負しております。
- POINT
- 幅広い業務の中で特に気を付けていることや培ってきた経験をアピールしましょう。項目ごとに見出しを付けて、それぞれ簡潔にまとめてみてください。
以上
- POINT
文末は「以上」で結ぶのが基本です。レイアウトを工夫し、ページの末尾に大きな余白ができないように心がけてください。
■特記事項
- 離職期間等、選考上マイナスになりそうな点、懸念に感じられそうな点があれば「■特記事項」の見出しをたてて、事情説明します。
(転職回数が4回以上の方や、在籍期間1 年以内での転職、半年以上の離職期間 等) - 退職理由を記載する場合は、あくまで簡潔に1~2行程度で記載して下さい。
退職理由は長文になるほどネガティブな内容になりがちです。具体的かつ簡潔に記載しましょう。
(例:採用時との労働条件相違のため、家族の介護のため、等) - 退職理由として「キャリアアップのため」「一身上の都合」は、内容が不明確のため避けた方が良い表現です。
- 離職期間等、選考上マイナスになりそうな点、懸念に感じられそうな点があれば「■特記事項」の見出しをたてて、事情説明します。