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職種別!職務経歴書の書き方、決定版

環境計量士

「環境計量士」職務経歴書のポイント

環境を守るという強い意識や高い専門知識を有している事はもちろん、情報収集力や提案力などもアピールポイントになります。

環境計量士は計量法に基づく国家資格です。近年、水質や大気汚染の濃度、建設現場での騒音など環境に関する規制基準が強化されています。その問題に深く関わり、専門的な知識と技術で社会を支える職種です。活躍の場は、環境コンサルティング企業や建設会社が代表的です。これらの事業所では各都道府県で「環境計量証明事業者」としての登録が必須かつ、計量管理者を配置しなければならないため、そのニーズは高まっています。

「環境計量士」職務経歴書 見本/サンプル

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職務経歴書

20XX年X月X日現在
山田 太郎

■職務概要

都内の私立4年制大学を卒業後、大手建設系環境コンサルティング会社に営業職として就職。20XX年に国立研究開発法人 産業技術総合研究所計量研修センターの教習を修了。2年の実務経験を経て、計量行政審議会より認定を受け「騒音・振動関係」の環境計量士として登録されました。

より専門性を高めたく、20XX年に環境計量士の管轄元である協会団体に転職。20XX年に取得したJEMCA(一般社団法人日本環境測定分析協会)インストラクター業務をメインに、次代を担う環境計量士の育成も担当しています。

■職務経歴

○○建設株式会社(勤務期間:20XX年X月X日~20XX年X月X日)

●事業概要:建設系環境コンサルティング業
●設立:20XX年 資本金:XXX万円 売上高:XX万円(20XX年度)
●上場区分:未上場 ●従業員:XXX名 ●年商:XXX万円

期間 業務内容
20XX年X月~
20XX年X月
POINT
所属する組織のクライアントや業務は具体的に記載しましょう。

所属:環境コンサルティング部門

対象:事業主(工場・事業所・その他建築物)/官公庁(産業技術環境局・河川などの管轄部署)

■業務内容

  • 計量機器等の整備
  • 計量の正確性の保持
  • 計量方法の改善
  • 機器等の保管・検査
  • 分析方法の決定/選定
  • 工業用排水/煤煙/空気中の有害物質などの濃度測定
  • 工場や建設現場での騒音/振動測定
  • 分析方法/操作などの指導
  • 分析結果の確認
  • 計量証明書の発行
POINT
この仕事において具体的にどのようなアクションを取り、どのような結果につながったかを記載すると差別化が図れ、よりアピール効果が高まります。

■実績

  • <20XX年>環境測量士(濃度)資格登録
  • <20XX年>環境測量士(騒音・振動)資格登録

有害物質や悪臭物質・土壌汚染・騒音・振動などのレベルを測定し、必要に応じて改善策をクライアントに伝える業務を担当していました。環境計量士は測定技術や知識だけではなく提案力や営業力も求められるため、新卒から1年半経験した営業のスキルを有効に役立てることができました。

また、在籍していた会社が所属する環境計量協議会のセミナーや交流会に積極的に参加していたため、人脈や見聞が広がった点も大きな糧となっています。

一般社団法人〇〇環境分析協会(勤務期間:20XX年X月X日~20XX年X月X日)

●事業概要:環境測定分析事業者および環境計量士等を会員とした公益法人
●設立:20XX年 資本金:XXX億円 売上高:XXXX億XX万円(20XX年度)
●上場区分:未上場 ●従業員:XXX名 ●年商:XXX億円

期間 業務内容
20XX年X月~
現在
POINT
携わった業務はできるだけ詳細に記載しましょう。

所属:技術部

対象:環境測定分析事業者および環境計量士等の会員

■業務内容

  • 建築物のアスベスト分析(定性分析/定量分析)
  • アスベストのサンプリング(採取)
  • 空気中のアスベスト濃度測定
  • 分析結果報告書の作成
  • 全国各支部主催の講習/研修会/講演会の企画
POINT
自分がこの仕事に就いたことで工夫した点や、今後のビジョンを明確に伝えると効果的です。

■実績

  • <20XX年>アスベスト分析法委員会認定JEMCA(一般社団法人日本環境測定分析協会)インストラクター資格取得

現在国内でも十数名しか居ないJEMCA(一般社団法人日本環境測定分析協会)インストラクターの取得をきっかけに、人体に深刻な影響を与えるアスベスト調査を通じ、環境測定分析のスペシャリストとしての見聞がさらに深まりました。

また次代の環境分析業界を担う新任者や中堅実務者への教育、知識・技術の継承が、業界の安定的発展に非常に重要であると考え、講習や研修会などを積極的に開催したことは大きな成果に繋がったと感じています。

■保有資格

  • 環境計量士(濃度)(20XX年XX月)
  • 環境計量士(騒音・振動)(20XX年XX月)
  • 技術士/環境部門(20XX年XX月)
  • 技術士補/環境部門(20XX年XX月)
  • アスベスト分析法委員会認定JEMCA(一般社団法人日本環境測定分析協会)インストラクター資格(20XX年XX月)
  • RCCM/シビルコンサルティングマネージャー(20XX年XX月)
  • 生物分類技能検定(20XX年XX月)
  • 土壌汚染調査技術管理者(20XX年XX月)
  • 土壌環境監理士(20XX年XX月)
  • ビオトープ管理士1級/2級(20XX年XX月)
  • 土地改良換地士(20XX年XX月)
  • 公害防止管理者/大気第1種/第2種/第3種/第4種(20XX年XX月)
  • 公害防止管理者/水質第1種/第2種/第3種/第4種(20XX年XX月)
  • 公害防止管理者/粉じん一般/特定(20XX年XX月)
  • 公害防止管理者/ダイオキシン(20XX年XX月)
  • 公害防止管理者/騒音・振動(20XX年XX月)
  • 公害防止主任管理者(20XX年XX月)
  • 作業環境測定士/第1種/第2種(20XX年XX月)
  • eco検定/環境社会検定試験(20XX年XX月)
  • 環境管理士(20XX年XX月)
  • 空気環境測定実施者(20XX年XX月)

■パソコンスキル

  • Word(文書・資料などの作成)
  • Excel(資料作成)
  • PowerPoint(資料作成)

■自己PR

大学では環境問題について学びました。新卒で入社した建設会社では営業部へ配属され、昨今の水質低下や大気汚染、また建設現場での騒音といった問題を目の当たりにしてきました。

これらの規制基準は年々強化されています。自分自身も、企業に籍を置きながら環境のため役に立てることはないか?と思ったのがこの仕事を目指したきっかけです。

営業として働きながら教習を受講するのは大変でしたが、その後2年間地道に実務経験を積み重ねて認定を受けました。環境計量士として道が開けたことは、自分にとって大きな分岐点になったと感じています。

今後はより専門性を磨く所存です。環境を守るスペシャリストとしてのスキルを、新たな方向に活かせる業務に積極的に挑戦していきます。

以上

POINT

文末は「以上」で結ぶのが基本です。レイアウトを工夫し、ページの末尾に大きな余白ができないように心がけてください。

■特記事項

  • 離職期間等、選考上マイナスになりそうな点、懸念に感じられそうな点があれば「■特記事項」の見出しをたてて、事情説明します。
    (転職回数が4回以上の方や、在籍期間1 年以内での転職、半年以上の離職期間 等)
  • 退職理由を記載する場合は、あくまで簡潔に1~2行程度で記載して下さい。
    退職理由は長文になるほどネガティブな内容になりがちです。具体的かつ簡潔に記載しましょう。
    (例:採用時との労働条件相違のため、家族の介護のため、等)
  • 退職理由として「キャリアアップのため」「一身上の都合」は、内容が不明確のため避けた方が良い表現です。
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