不動産企画・不動産開発
「不動産企画・不動産開発」職務経歴書のポイント
地域への知見や培った経験を具体的に記載しよう
マンションや分譲戸建、宅地開発から商業施設開発まで、業態によってさまざまな不動産企画・開発の分野があります。営業経験を重視する会社もあれば施工管理経験を重視する会社、また用地仕入れ経験を重視する会社まで、多種多様な求人を見つけることができます。優遇する資格や経験、勤務地などから求人先での仕事内容をチェックし、希望する求人かどうかを判断しましょう。 チームで仕事に取り組むことが多い不動産企画・開発のお仕事ではマネジメント経験や教育経験、外部スタッフや取引業者との連携なども企業が選考するうえで重要な判断材料になります。役職やチームのなかでの役割について、わかりやすく記載することも大切なポイントです。
「不動産企画・不動産開発」職務経歴書 見本/サンプル
職務経歴書
20XX年X月X日現在
山田 太郎
■職務概要
新卒入社後、営業として戸建分譲物件や建築条件付き土地物件のご案内を2年間経験しました。
その後、不動産開発部、現在は用地仕入れのための交渉立ち合いまでチームの一員として取り組んでいます。
■職務経歴
株式会社○○○○○○○○(勤務期間:20XX年X月X日~20X年X月X日)
●事業概要:住宅・不動産
●設立:20XX年 ●資本金:X億円 ●売上:XX億XX万円(20XX年度)
●上場区分:未上場 ●従業員:XXX名
期間 | 業務内容 |
---|---|
20XX年X月~ 20XX年X月 |
▼本社営業部 第2営業課 配属 課員:営業職10名 営業事務職2名 担当エリア:神奈川県横浜市鶴見区・港北区・緑区・旭区、川崎市全域 担当業務:分譲住宅・建築条件付き土地・開発宅地の販売
実績:営業職10名 営業事務職2名
▼本社管理部 開発課 配属 課員:15名 3名で1チーム体制 チーム担当エリア:神奈川県横浜市港北区・緑区・旭区 担当業務: ●用地仕入れ…営業時に培ったエリア不動産流通業者との人脈を活かし、宅地造成用地に関する情報を収集 実績:
【神奈川県港北区〇〇が丘 宅地開発プロジェクトリーダー経験】 担当した地域は、横浜市営地下鉄グリーンライン開通で、それまで公共交通へのアクセスが困難な場所でした。市街化調整区域にも近く、豊かな自然と新しく造成された駅近くのショッピングモールへのアクセスの良さから、分譲住宅市場は活況を呈していました。 同業他社だけでなく商業施設向け不動産会社との土地仕入れ競争が激化しており、住宅用地になりそうな空地が確保しにくい環境でした。解決策として、まとまった土地を所有しているオーナー様へ、「新しい街区を作り、オーナー様の住居もあわせて用意すること」を提案しました。結果、競合5社の中から、売却先として選ばれることができました。 20XX年度において、もっとも供給数があった分譲戸建て用の開発街区は、建物施工前に全件成約することができました。広告宣伝費、人件費、販売仲介手数料の削減に大きく寄与し、対前年利益率120%を達成しました。 |
- POINT
- 項目の途中で改ページすることがないようにレイアウトを調整してください。
■保有資格
- 普通自動車運転免許
- 宅地建物取引士
■パソコンスキル
- Word…日報作成、送付状やお礼状の作成など
- Excel…進捗管理、各種データ入力
■自己PR
- POINT
- 仕事を通じて「経験したこと」「仕事を行う上で意識してきたこと」「仕事のスタイル」を記述します。
- 今後チャレンジしたいこと、強化したい分野など、入社後の目的、目標を明記します。
- アピールポイントは1行程度、エピソードや具体例は3~5行以内だと、端的で読みやすくなります。
少し長くなる場合は、冗長にならないよう1段落3~5行程度にすると、要点がまとまった印象になります。 - 今後の方向性や目標が明確な方は、記載するといいでしょう。
- コミュニケーション能力・調整力・社内を巻き込む力・信頼関係構築力といったスキルは、エピソード、実績とともにアピールしてください。
市営地下鉄の延伸により、住宅需要が近年換気された活況あるマーケットにおいて、用地仕入れ・分譲住宅企画を担当してまいりました。競合の参入が複数ある場所だったこともあり、お客様から選ばれるためには何ができるかを考えた結果、リサーチが重要だと考え、徹底したリサーチに努めました。
そのため、これまでご購入いただいたお客様との連絡を密にすることを提案し、実際にそのエリアにお住まいになられた視点から近隣の物件についての調査を行うなど、リアルな情報が得られるような取り組みを実行しました。この取り組みが評価され、今では別チームや他の支店でも、この調査手法が導入されています。
また、「エリアナンバーワンの情報収集力を元に開発された価値ある分譲住宅」とお客様に認めていただけるよう、チーム全員との積極的な情報共有を心がけています。
以上
- POINT
文末は「以上」で結ぶのが基本です。レイアウトを工夫し、ページの末尾に大きな余白ができないように心がけてください。
■特記事項
- 離職期間等、選考上マイナスになりそうな点、懸念に感じられそうな点があれば「■特記事項」の見出しをたてて、事情説明します。
(転職回数が4回以上の方や、在籍期間1 年以内での転職、半年以上の離職期間 等) - 退職理由を記載する場合は、あくまで簡潔に1~2行程度で記載して下さい。
退職理由は長文になるほどネガティブな内容になりがちです。具体的かつ簡潔に記載しましょう。
(例:採用時との労働条件相違のため、家族の介護のため、等) - 退職理由として「キャリアアップのため」「一身上の都合」は、内容が不明確のため避けた方が良い表現です。
- 離職期間等、選考上マイナスになりそうな点、懸念に感じられそうな点があれば「■特記事項」の見出しをたてて、事情説明します。