自動車整備士
「自動車整備士」職務経歴書のポイント
知識や技術力の高さはもちろん、取得した資格によって自分がどのような成果をもたらすかアピールする
自動車整備士は資格によって階級が分かれ、出来る仕事の範囲も違ってきます。対象が人という命も乗せる自動車であり、一つのミスが致命傷となるため、知識や技術の高さが求められます。
ただ車が好きというだけでなく、自身が将来どうなりたいかという明確なビジョンにもとづいて、業務上役立つ資格は積極的に取得し、よりスキルを高めると共に「この資格と技術・知識があるので○○ができる」というようなアピールをする事も重要です。
「自動車整備士」職務経歴書 見本/サンプル
職務経歴書
20XX年X月X日現在
山田 太郎
■職務概要
自動車整備専門学校を卒業後、2級自動車整備士として自動車整備工場(指定整備工場)に就職。近隣の個人客や法人の車両のメンテナンスを3年担当。20XX年の1級自動車整備士資格取得を機に、大手国産自動車メーカーへ転職。車両開発職を経て、5年目の現在は管理職として後進の育成にあたりながら、自社レーシングチームのレースメカニックとしてピットクルー業務も兼任しています。
■職務経歴
○○○自動車工業株式会社(勤務期間:20XX年X月X日~20X年X月X日)
●事業概要:自動車分解整備業
●設立:20XX年 資本金:XXX万円 売上:XX万円(20XX年度)
●上場区分:未上場 ●従業員:XXX名 ●年商:XXX万円
期間 | 業務内容 |
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20XX年X月~ 20XX年X月 |
所属:整備部門 対象:指定整備工場として個人や法人の乗用車・リース車・貨物車・大型車・牽引車など ■業務内容
■実績
自身の自動車整備士としてのスタートは指定整備工場でしたが、指定整備工場は認証整備工場と異なり、自社で車検が全て対応できます。この業務を経験できた事は苦労もありましたが自身の成長に繋がったと痛感しています。 また一般の乗用車だけでなく、貨物車や大型車などのメンテナンスが難しい車両に携わり、先輩から教わり身に付けた知識と技術でトラブルを解決できた事も大きな自信に繋がりました。 |
株式会社○○○○○○○○(勤務期間:20XX年X月X日~20X年X月X日)
●事業概要:国産自動車メーカー
●設立:20XX年 資本金:XXX億円 売上:XXXX億XX万円(20XX年度)
●上場区分:未上場 ●従業員:XXX名 ●年商:XXX億円
期間 | 業務内容 |
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20XX年X月~ 現在 |
所属:車両開発部門/レーシングチームメカニック部門 対象:国内外大手法人、企業・個人スポンサー(レーシングチーム) ■業務内容 <車両開発部門>
<レーシングチームメカニック部門>
■実績
転職のきっかけとなった1級自動車整備士の資格と、入社後に取得したハイブリッドプロ認定資格でまず仕事の幅が大きく広がりました。同時に車両開発に携わる事が出来て、自身が望む方向性が定まったと感じています。 またスキルを磨き続けたおかげで憧れでもあった同社のレーシングチームのレースメカニックに抜擢され、幼い頃からの夢を叶える事もできました。 チームメンバーと共に切磋琢磨し合いながらベストコンディションに仕上げた車両で、我が国最高峰の〇〇GPで優勝を獲得できた事は、整備士である自分にとって最大の誇りになっています。 |
■保有資格
- 1級大型自動車整備士(20XX年XX月)
- 1級小型自動車整備士(20XX年XX月)
- 1級二輪自動車整備士(20XX年XX月)
- 2級自動車シャシ整備士(20XX年XX月)
- 2級ガソリン自動車整備士(20XX年XX月)
- 2級ジーゼル自動車整備士(20XX年XX月)
- 2級二輪自動車整備士(20XX年XX月)
- 3級自動車シャシ整備士(20XX年XX月)
- 3級ガソリン自動車整備士(20XX年XX月)
- 3級ジーゼル自動車整備士(20XX年XX月)
- 3級二輪自動車整備士(20XX年XX月)
- 自動車タイヤ整備士(20XX年XX月)
- 自動車電気装置整備士(20XX年XX月)
- 自動車車体整備士(20XX年XX月)
- ハイブリッドプロ認定資格(20XX年XX月)
- 中古自動車査定士(20XX年XX月)
- 自動車検査員(20XX年XX月)
- レストア技術者(20XX年XX月)
- 低圧電気取扱者講習(20XX年XX月)
- 有機溶剤作業主任者(20XX年XX月)
■パソコンスキル
- Word(見積書などの作成)
- Excel(車両点検表・日報などの作成)
■自己PR
とにかく車が好きという気持ちで始めたこの仕事ですが、業務上必要な資格を取るために知識を深め、技術を磨くにつれて出来る仕事の領域や対象が広がっていく楽しさを味わう事ができました。
整備士という仕事が持つ可能性はそれこそ計り知れないと感じており、現在管理職としての立場から後進には技術や知識だけでなくこの醍醐味もしっかり体感してもらえるような指導を心がけています。
今後も自動車のプロフェッショナルとしてより研鑽を積み、マネージメントだけでなく自動車業界全体のクオリティを上げる、優れた技術者としても活躍していきたいと思っています。
以上
- POINT
文末は「以上」で結ぶのが基本です。レイアウトを工夫し、ページの末尾に大きな余白ができないように心がけてください。
■特記事項
- 離職期間等、選考上マイナスになりそうな点、懸念に感じられそうな点があれば「■特記事項」の見出しをたてて、事情説明します。
(転職回数が4回以上の方や、在籍期間1 年以内での転職、半年以上の離職期間 等) - 退職理由を記載する場合は、あくまで簡潔に1~2行程度で記載して下さい。
退職理由は長文になるほどネガティブな内容になりがちです。具体的かつ簡潔に記載しましょう。
(例:採用時との労働条件相違のため、家族の介護のため、等) - 退職理由として「キャリアアップのため」「一身上の都合」は、内容が不明確のため避けた方が良い表現です。
- 離職期間等、選考上マイナスになりそうな点、懸念に感じられそうな点があれば「■特記事項」の見出しをたてて、事情説明します。