ホールセール
「ホールセール」職務経歴書のポイント
担当してきた案件規模や件数を明記してスキルや経験をアピールする
ホールセールとは、証券会社や銀行などで、大企業や機関投資家、自治体といった組織向けの大口取引を行う職業です。高い能力が求められる業種なので、基本的な金融知識はもちろん、コミュニケーション能力や精神力、マネジメントスキルなど幅広く経験や能力をアピールしましょう。また担当してきた案件の規模、件数、結果など守秘義務に反しない程度に詳細を記載することで、スキルや経験の程度が読み手に伝わりやすくなります。
「ホールセール」職務経歴書 見本/サンプル
職務経歴書
20XX年X月X日現在
山田 太郎
■職務概要
20XX年に○○大学○○学部卒業後、新卒で株式会社○○銀行に入行しました。新橋支店に配属され、主に預金・外為・融資業務を担当しました。金融に関する基礎知識はもちろん、顧客や仕事仲間とのコミュニケーション能力や円滑な人間関係の構築力を身に付けることができました。その後、本店営業第一部に異動となり、上場法人を中心としたRM担当として、財務サポートやM&Aシンジケートローンなどの提案を行いました。
顧客からの信頼を獲得するため、精度の高い事前調査・提案準備を徹底し、論理的かつ説得力のある提案を行うよう心がけました。異動前に培ったコミュニケーション能力は、好感を得やすい雰囲気づくりに活かすことができたと感じています。また、業務を円滑・迅速に進めるため、社内外問わずスムーズで簡潔な情報伝達を行うことを意識しました。
■職務経歴
株式会社○○○○○(勤務期間:20XX年X月X日~20XX年X月X日)
●事業概要:銀行業
●設立:19XX年 資本金:XXX億円 経常収益(売上高):XXXX億XX万円(20XX年度)
●上場区分:東証一部上場 ●従業員:XXX名 ●年商:XXX億円
期間 | 業務内容 |
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20XX年X月~ 20XX年X月 |
所属:新橋支店 対象:法人・個人 ■業務内容
■実績
■活かせる経験・知識・技術 ・金融商品知識、コンプライアンス知識 ・コミュニケーション能力 ・企画、分析、提案
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期間 | 業務内容 |
20XX年X月~ 現在 |
所属:本店営業第一部 対象:法人 ■業務内容
■実績
■活かせる経験・知識・技術 ・顧客の要望、課題に対する分析力・提案力 ・多人数による解決策の模索
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■保有資格
- 普通自動車免許(19XX年XX月)
- 日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)(20XX年XX月)
- 証券外務員一種、二種(20XX年XX月)
- POINT
- 業務に関連する資格について、保持している資格を取得年月とともに記載しておきましょう。
■パソコンスキル
- Word (各種ビジネス文書作成)
- EXcel (業績管理・各種データ管理・グラフ化・マクロ関数)
- PowerPoint(会議資料の作成・提案資料の作成)
- POINT
- 各ツールをどの程度使いこなせるかを明記し、スキルレベルをアピールしましょう。
■自己PR
・クライアントのために尽くす責任感
パターン化された提案を行うのではなく、クライアントの状況を正確に把握し、事業内容や経営方針も踏まえた施策を提案してきました。クライアントの業績を担っている責任感を持ち、業績改善のヒントとなる情報の収集には手間を惜しまないことを心がけております。施策が成功し、業務改善ができたと報告をいただけることが達成感にもつながっています。
・積極的なコミュニケーション
経営者や従業員との信頼関係を築くことが大切だと考えております。ちょっとしたことでも相談しやすいと思っていただけるよう、迅速かつ密なコミュニケーションをとるよう積極的に行動してきました。また、クライアントに寄り添った提案ができるように、ホールセールとしての立場だけではなく、相手の立場になって業務に取り組むことを意識しております。その結果、担当クライアントからのクレーム件数ゼロを○年間維持できております。
・反応の早さ
商品力だけではなく、カスタマーサービス面でも他社と差別化を図ることができるよう、事前の準備を徹底し、スムーズにことが運ぶように心がけてきました。その対応の丁寧さ・迅速さがクライアントに評価され、これまで多くの顧客紹介の機会を得ることができています。
・新しいものへのアンテナ立て
毎日のマーケットをチェックし、新しい仕組みの金融派生商品の知識や金融マーケットの相場観を育て上げてきました。またマネジメントとして、この取り組みを他メンバーとのミーティングで共有し、プロジェクトチームとしてのやる気・知識の向上に努めてまいりました。
- POINT
- 積み重ねた経験や実績を基に、自分の得意なことや意識していることをアピールしてください。具体的な業務内容や、周りの評価といった客観的視点を取り入れると信頼度が高まります。多数の企業とやり取りする業種なので、実際の業務の中で印象に残っているエピソードなどがあれば、自分の考え方や仕事に取り組む姿勢などが相手に伝わりやすくなります。
以上
- POINT
文末は「以上」で結ぶのが基本です。レイアウトを工夫し、ページの末尾に大きな余白ができないように心がけてください。
■特記事項
- 離職期間等、選考上マイナスになりそうな点、懸念に感じられそうな点があれば「■特記事項」の見出しをたてて、事情説明します。
(転職回数が4回以上の方や、在籍期間1 年以内での転職、半年以上の離職期間 等) - 退職理由を記載する場合は、あくまで簡潔に1~2行程度で記載して下さい。
退職理由は長文になるほどネガティブな内容になりがちです。具体的かつ簡潔に記載しましょう。
(例:採用時との労働条件相違のため、家族の介護のため、等) - 退職理由として「キャリアアップのため」「一身上の都合」は、内容が不明確のため避けた方が良い表現です。
- 離職期間等、選考上マイナスになりそうな点、懸念に感じられそうな点があれば「■特記事項」の見出しをたてて、事情説明します。