マーケティングリサーチ
「マーケティングリサーチ」職務経歴書のポイント
受賞歴など技術力の他、顧客満足度や業務の幅拡大に繋がる取得資格などをアピールする。
マーケティングリサーチは、様々な調査方法を用いて、クライアントの抱える課題とそれに対するアプローチ方法を明確にする職種です。
クライアントへのヒアリング、具体的な調査方法の選定、実際の調査の準備・実行、調査結果の分析、そして課題解決のための施策の提案、という一連の流れをおさえ、それぞれのフェーズで自分が何をしてきたのか、また、何ができるようになったかを具体的に記載しましょう。
また、どんな手法の調査を担当してきたか、月に何件ほどの依頼をこなしてきたか、具体的に示すことで、応募企業側が、応募者がどの程度のスキルを備えているか把握しやすくなります。担当した案件の具体的なエピソードも織り交ぜると、より伝わりやすくなりますので意識しながら記載してください。
「マーケティングリサーチ」職務経歴書 見本/サンプル
職務経歴書
20XX年X月X日現在
山田 太郎
■職務概要
20XX年に新卒で株式会社○○に入社後、マーケティングリサーチ部門の一員として、クライアントが抱える課題の分析、課題解決のための調査ツールの開発、調査結果をもとに施策提案を行ってきました。社会の変化と共に、ニーズに合わせたサービスを提供できるよう、トレンドにアンテナを張って情報収集を行い、クライアントの課題の解決に向けて、市場調査の分析結果を併せた論理的な提案ができるように努めてきました。
- POINT
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- 職務経歴の内容を簡潔にまとめます。マーケティングリサーチにおける自身の経験やスキルが伝わりやすい内容を心がけましょう。
- 担当してきた仕事の内容や自分のポジション、果たした役割などをピックアップしてまとめるとわかりやすくなります。
■職務経歴
株式会社○○○○○○○○(勤務期間:20XX年X月X日~20XX年X月X日)
●事業概要:マーケティング事業
●設立:20XX年 資本金:XXX億円 売上:XXXX億XX万円(20XX年度)
●上場区分:未上場 ●従業員:XXX名 ●年商:XXX億円
期間 | 業務内容 |
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20XX年X月~ 20XX年X月 |
所属:マーケティングリサーチ部門(1案件4名体制) 対象:主に法人(飲料・食品メーカー、化粧品メーカーなど計5社を担当) 地域:東京都、神奈川県、埼玉県 ■業務内容
■調査手法
■調査内容
■調査実績 プロジェクトA(お菓子メーカー) プロジェクトB(化粧品メーカー)
■業務成果
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■保有資格
- TOEICスコア880(20XX年XX月)
- マーケティング・ビジネス実務検定B級(20XX年XX月)
- Webアナリスト検定(20XX年XX月)
- 統計検定(20XX年XX月)
- 社会調査士
- 専門社会調査士
- POINT
-
- 持っている資格を記入してください。
- 基本的には業務に関連性のある資格を記入するようにしましょう。
■パソコンスキル
- Word (提案書などの各種ビジネス文書作成)
- Excel (業績管理・各種データ管理・分析・グラフ化)
- PowerPoint (プレゼン資料、商品説明書の作成)
- Photoshop (資料用・画像作成)
- 統計処理ソフト(SPSS)
- POINT
- それぞれのツールで何ができるかまで書いておくと、応募会社側が入社後にどんな仕事を任せられるかイメージしやすくなります。
■自己PR
トレンドへの感性と情報収集能力
クライアントの業界全体だけでなく、世の中のトレンド全体にアンテナを張り今の流行に対して敏感になることで、どういったものが消費者のニーズに応えられるかを常に考えています。様々なことに興味関心を持ち、SNSなどを活用しながら消費者の声を拾うことで、課題解決の糸口を見つけられるように日常生活の中でも意識をしています。
正確な調査方法の選定と分析
たくさんの調査手法がある中で、それぞれの手法がどういった情報を収集するのに効果的かをきちんと結び付けて整理し、クライアントの抱える問題を細分化するために有効な調査方法がどれであるかを正確に見極める力を身に付けてきました。
また、調査をして終わりではなく収集したデータを正確に分析し、結果を踏まえたうえで、今足りていない部分を見つけ出し、課題解決のための施策を提案してきました。実際に提案した施策を実行したことで認知・売上の拡大に貢献することができました。
- POINT
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- 市場調査を行うマーケティングリサーチ職には、幅広い業界へ知見が求められます。たとえ未経験であっても、さまざまな業界に対して興味、関心があることをアピールするのも非常に有効です。
- 実際の実務経験やその結果を交えながら、ヒアリングから調査、施策提案までの流れに対し、自分ができることを簡潔にわかりやすくまとめることを意識してみてください。
以上
- POINT
文末は「以上」で結ぶのが基本です。レイアウトを工夫し、ページの末尾に大きな余白ができないように心がけてください。
■特記事項
- 離職期間等、選考上マイナスになりそうな点、懸念に感じられそうな点があれば「■特記事項」の見出しをたてて、事情説明します。
(転職回数が4回以上の方や、在籍期間1 年以内での転職、半年以上の離職期間 等) - 退職理由を記載する場合は、あくまで簡潔に1~2行程度で記載して下さい。
退職理由は長文になるほどネガティブな内容になりがちです。具体的かつ簡潔に記載しましょう。
(例:採用時との労働条件相違のため、家族の介護のため、等) - 退職理由として「キャリアアップのため」「一身上の都合」は、内容が不明確のため避けた方が良い表現です。
- 離職期間等、選考上マイナスになりそうな点、懸念に感じられそうな点があれば「■特記事項」の見出しをたてて、事情説明します。