管理栄養士
「管理栄養士」職務経歴書のポイント
知識や取得した資格はもちろん、対応力や企画力が重要な仕事のため、強みと成功体験もあれば絡めてアピールする。
管理栄養士は栄養に関する高度な専門的知識と技能を活かせる、食生活のプロフェッショナルです。活躍の場は「保健」「医療」「介護」「福祉」「教育」等多様な7分野に広がり、今後ますます需要が見込まれる職種です。
食生活の本質として、美味しさや食欲の向上を意識したメニューを考える事も重要なスキルです。また食材や調理のコストはもちろん、食品ロス等地球環境の保全につながる考えを持っておく事も大切といえるでしょう。
「管理栄養士」職務経歴書 見本/サンプル
職務経歴書
20XX年X月X日現在
山田 太郎
■職務概要
都内の私立大学の栄養学部を卒業時に栄養士の資格を取得。チーム医療に特化した○○総合病院へ管理栄養士として就職。NST(栄養サポートチーム)の一員として給食部門を1年、臨床部門を3年担当。在職中に行政栄養士の資格を取得した事を機に公務員試験を受け、○○市の保健センターへ転職。現在は市の行政栄養士として、主に地域住民の栄養指導を担当しています。
■職務経歴
○○総合病院(勤務期間:20XX年X月X日~20XX年X月X日)
●事業概要:チーム医療を行う総合病院
●設立:20XX年 資本金:XXX万円 売上:XX万円(20XX年度)
●上場区分:未上場 ●従業員:XXX名 ●年商:XXX万円
期間 | 業務内容 |
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20XX年X月~ 20XX年X月 |
所属:NST(Nutrition Support Team/栄養サポートチーム)給食部門/臨床部門 対象:個人・法人 ■業務内容 <給食部門>
<臨床部門>
■実績
食欲がない方や食事を摂れない方など、食事制限のある方が栄養面だけでなく進んで美味しく食べられるよう、味付けや見た目も常に工夫してきました。患者さんが喜び、徐々に回復される姿を間近で拝見できた事は自分にとって、この仕事を頑張る大きな原動力になったと感じています。 また管理栄養士は、医師へ栄養療法を提案する事も大切な業務ですが、NSTに配属された当初は医師からの質問に満足に答えることができず、自信を無くす事も多々ありました。しかし、知識不足はその都度補いながら速やかに医師へ報告するように努める事で結果として知識が深められ、自分にとってかけがえのない糧と自信につながりました。 |
○○市○区保健センター(勤務期間:20XX年X月X日~20XX年X月X日)
●事業概要:政令指定都市の保健センター
●設立:20XX年 資本金:XXX億円 売上:XXXX億XX万円(20XX年度)
●上場区分:未上場 ●従業員:XXX名 ●年商:XXX億円
期間 | 業務内容 |
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20XX年X月~ 現在 |
所属:健康福祉局 保健部 健康推進課 対象:地域に住む乳幼児から妊婦、高齢者まで/飲食関係者 ■業務内容
■実績
前職は専門性に特化した職場でしたが、この経験も活かし、より多く、幅広い層の人々の健康増進をサポートしたいと考え、行政栄養士の職に就きました。 乳幼児を育てる若い父母から高齢者、そして飲食店を経営される方まで、それぞれの層に有益なセミナーを開催するうちに、地域でも増えつつある一人暮らしの高齢者へのサポートが急務であると感じる様になりました。 栄養の偏りが健康の著しい低下に直結する高齢者に向け、手軽に摂れる高栄養食品を提供する事で、健やかな暮らしを支えるお手伝いができ、ライフワークを発見するきっかけとなりました。 |
■保有資格
- 糖尿病療養指導士(20XX年XX月)
- 食品保健指導士(20XX年XX月)
- サプリメントアドバイザー(20XX年XX月)
- 健康運動指導士(20XX年XX月)
- フードコーディネーター(20XX年XX月)
- 健康食コーディネーター(20XX年XX月)
- NSTコーディネーター(20XX年XX月)
- がん病態栄養専門管理栄養士(20XX年XX月)
- 腎臓病病態栄養専門管理栄養士(20XX年XX月)
- 健康運動実践指導者(20XX年XX月)
- ケアマネージャー(20XX年XX月)
- 公認スポーツ栄養士(20XX年XX月)
- 食物アレルギー管理栄養士(20XX年XX月)
- 食生活アドバイザー(20XX年XX月)
- 生活習慣病予防プランナー(20XX年XX月)
■パソコンスキル
- Word(報告書などの作成)
- Excel(データ集計・管理など)
- PowerPoint(セミナーに関するプレゼンテーション資料作成)
■自己PR
食を大切にする家庭で育ち、栄養学を学ぶに至った母校の「食は生命なり」という理念が、栄養士である私自身の原点となっています。
生きていくうえで必要不可欠な栄養・食に関する専門的な知識を身に付け、食事の管理や調理を通じて社会貢献ができるこの仕事は自分にとって天職と思うようになりました。
現在行政栄養士として、地域で暮らす皆さんの栄養管理を担当するうえで、特に一人暮らしの高齢者の食生活におけるQOLを上げる必要性が急務だと感じています。
今後ますます進む高齢化社会に向け、高齢者のみなさんの偏りがちな食生活をデータやノウハウだけでなく温かなホスピタリティで支えるような活躍をしていきたいです。
以上
- POINT
文末は「以上」で結ぶのが基本です。レイアウトを工夫し、ページの末尾に大きな余白ができないように心がけてください。
■特記事項
- 離職期間等、選考上マイナスになりそうな点、懸念に感じられそうな点があれば「■特記事項」の見出しをたてて、事情説明します。
(転職回数が4回以上の方や、在籍期間1 年以内での転職、半年以上の離職期間 等) - 退職理由を記載する場合は、あくまで簡潔に1~2行程度で記載して下さい。
退職理由は長文になるほどネガティブな内容になりがちです。具体的かつ簡潔に記載しましょう。
(例:採用時との労働条件相違のため、家族の介護のため、等) - 退職理由として「キャリアアップのため」「一身上の都合」は、内容が不明確のため避けた方が良い表現です。
- 離職期間等、選考上マイナスになりそうな点、懸念に感じられそうな点があれば「■特記事項」の見出しをたてて、事情説明します。