店舗開発・オーナー開発
「店舗開発・オーナー開発」職務経歴書のポイント
守秘義務とのバランスを取りつつ、具体的な役割について記載しよう
業態開発、店舗開発、用地仕入れ、新店舗開店準備、既存顧客である加盟店(フランチャイジー)への対応まで、さまざまな業務内容に当たる店舗開発・オーナー開発のお仕事。専門的な知識を必要とする仕事のなかでは、比較的、未経験からの応募も行いやすい職種ですが、逆に言えばそれまでの経歴を活かすことができるポイントや、その強みをPRすることが求められます。 応募する会社がフランチャイザーとして今後どのような事業展開をする予定なのか、しっかり研究したうえで、それに沿った自己PRになっているか確認しましょう。 用地取得についてなど、前職・現職での守秘義務があることについては、コンプライアンスに配慮しながら記載していきましょう。
「店舗開発・オーナー開発」職務経歴書 見本/サンプル
職務経歴書
20XX年X月X日現在
山田 太郎
■職務概要
新卒で入社後、スタッフとして店舗運営を1年、店長として2年経験した後、店舗開発部に異動し業態開発及び店舗開発に携わっています。特に、用地仕入れにつながる情報収集で経験を積んでまいりました。今後はさらなる知識を得るため、宅地建物取引士の資格取得に向け勉強中です。
■職務経歴
株式会社○○○○○○○○(勤務期間:20XX年X月X日~20X年X月X日)
●事業概要:フードサービス
●設立:20XX年 ●資本金:XXX億円 ●売上:XXX億XX万円(20XX年度)
●上場区分:未上場 ●従業員:XXX名
期間 | 業務内容 |
---|---|
20XX年X月 |
▼ラーメン○○ ××店 配属 スタッフとして接客・教育・新メニュー提案などに取り組みました。 |
20XX年X月 | ▼立ち飲み○○ ××店 配属 新業態立ち上げに伴い、店長として抜擢。採用、教育、売上管理、業態開発担当者へのフィードバックなどに取り組み、新業態○店舗中1位の売上を達成しました。 |
20XX年X月 | ▼本部 店舗開発部 配属 【業務内容】 ●新業態開発業務
●FC加盟検討オーナー企業様向け営業業務
●用地仕入れに関する業務
【実績】 ●フランチャイズ新規加盟オーナー企業様獲得 ●飲食業態を敬遠されていた不動産オーナー様の物件獲得 ●数年間成果が出ていなかったエリアでの物件供給を実現 |
- POINT
- 項目の途中で改ページすることがないようにレイアウトを調整してください。
■保有資格
- 普通自動車免許
- 宅地建物取引士(勉強中)
■パソコンスキル
- Word(各種ビジネス文書作成)
- Excel(物件データ・競合データ管理)
- PowerPoint(プレゼン資料作成)
■自己PR
- POINT
- 仕事を通じて「経験したこと」「仕事を行う上で意識してきたこと」「仕事のスタイル」を記述します。
- 今後チャレンジしたいこと、強化したい分野など、入社後の目的、目標を明記します。
- アピールポイントは1行程度、エピソードや具体例は3~5行以内だと、端的で読みやすくなります。
少し長くなる場合は、冗長にならないよう1段落3~5行程度にすると、要点がまとまった印象になります。 - 今後の方向性や目標が明確な方は、記載するといいでしょう。
- コミュニケーション能力・調整力・社内を巻き込む力・信頼関係構築力といったスキルは、エピソード、実績とともにアピールしてください。
現職の店舗開発部では、クライアント対応から用地仕入れ、新業態の開発までさまざまな案件に取り組みました。店舗運営経験を含めて、すべてが役立っています。 今後、新たに注力したいと考えているのは用地仕入れです。不動産に対する知識を深めたいと考え、宅地建物取引士の資格取得に向けた勉強も始めています。宅建士資格を取得することで、データ収集のスピードと精度向上に役立てたいと考えています。
以上
- POINT
文末は「以上」で結ぶのが基本です。レイアウトを工夫し、ページの末尾に大きな余白ができないように心がけてください。
■特記事項
- 離職期間等、選考上マイナスになりそうな点、懸念に感じられそうな点があれば「■特記事項」の見出しをたてて、事情説明します。
(転職回数が4回以上の方や、在籍期間1 年以内での転職、半年以上の離職期間 等) - 退職理由を記載する場合は、あくまで簡潔に1~2行程度で記載して下さい。
退職理由は長文になるほどネガティブな内容になりがちです。具体的かつ簡潔に記載しましょう。
(例:採用時との労働条件相違のため、家族の介護のため、等) - 退職理由として「キャリアアップのため」「一身上の都合」は、内容が不明確のため避けた方が良い表現です。
- 離職期間等、選考上マイナスになりそうな点、懸念に感じられそうな点があれば「■特記事項」の見出しをたてて、事情説明します。