不採用から一転、採用へとまどいで冷静さを失った私は――？！ | 中堅ビジネスパーソンの求人サイト人材バンクネット

●＜mika＞さん　37歳　千葉県
●ソフトウェア・情報処理／経理→化学・石油・ガラス・セラミック・セメント／経理
●活動期間：2009年3月～2011年3月　●応募10社→面接1社→内定1社

不採用から一転
採用へとまどいで冷静さを失った私は？！

転職活動をするうえで、避けて通れなかった私の問題は『転職回数』でした。今回で、実に７回目の転職。それでも安易に考えていた私は、「前も転職できたんだし、今回も大丈夫だろう」と、あまり気にしていませんでした。ところが、前回紹介してもらった人材紹介会社へ再び訪れた私は、絶望を味わうことになりました。

前回たくさんの求人を紹介してくれた大手の人材紹介会社。ところが今回は「紹介できる求人はありません」と、再登録すらさせてもらえません。また紹介してもらえると疑いもせずにいた私は愕然としてしまいました。そんな時、数年前に登録した【人材バンクネット】を思い出し、『ダメでもともと』とキャリアシートを更新しました。すると、奇跡的にも求人を紹介してくれる人材紹介会社が見つかりました。紹介してもらった仕事は、これだというものではありませんでしたが、「まずは第一歩を踏み出そう！」と、その求人に応募しました。そして、2次面接まで合格したのですが、ここまできて社長決裁で不採用という結果がでました。不採用の理由は、やっぱり転職回数でした……。

ショックでしたが、気持ちを切り替えて頑張らなければと思っていた矢先、キャリアコンサルタントから連絡が入ってきました。
「例の企業、一転して採用してくださるそうですよ！」
「……え？！」
どうやら、社長決裁で不採用が決まった後、面接でお会いした社員の方々が社長を説得してくれたと言うのです。説明をするキャリアコンサルタントの高揚感とは逆に、私は戸惑いを感じていました。事実上は採用でも、社長の評価は不採用だったのです。社長に認められる仕事をしなければならないプレッシャーや、いまさらという思い。ネガティブな考えにさいなまれ、私は、冷静な判断ができなくなってしまいました。

そんな時、私に冷静さを取り戻してくれたのが、父親でした。
「せっかくチャレンジできるチャンスを貰ったのに、やらずしてチャンスを逃すのか？」
「自分だったら社長を見返して、逆に必要な存在になれるようにチャレンジする」
「チャンスを掴むか逃すかは、自分次第」
父の言葉にようやく目が覚めた私は、この会社で、社員の方々の期待に応え、社長にも認めてもらえるように努力することを決意しました。

あの時、変なプライドを捨て、ポジティブにチャンスを掴んで本当に良かったと思っています。人間、どうしても最悪のシナリオを想像して、慎重になりすぎますが、そんな時は第三者の意見を参考にしてみてください。一人では出ない結論が出るかもしれませんよ。