職種別キャリアパスモデルで未来をつかめ いま市場が求めるキャリアはこれだ！ 市場ニーズを察知したプランニングが成功の鍵 「エンジニア」 株式会社エクスペリエンス HRコンサルタント　山本　志織氏 ■ 高く評価される人材とは？ エンジニアは「技術力」と「業務知識」、そして「マネージメント能力」が評価の要になります。最先端の言語が使え、業務アプリケーション、WEB系アプリケーションなどに携わる「業務知識」があるエンジニアは非常に需要が高いです。またポジションだけでなく、プロジェクトの規模によっても「マネジメント能力」の評価が異なります。エンジニアの市場価値は、会社に依存せず、業界に共通した言語や業務知識がベースになるため、比較的他業界よりも把握しやすいと言えます。 ■ 人材バンクを通して転職するなら 現在では、JAVA・C・C++でのアプリケーション（Web系・オープン系）開発を経験してきたSEのニーズが高くなっています。上のレベルになると、時間・品質・資源を上手にマネジメントできるプロジェクトマネージャーや、CRM、ERP、SCMのコンサルタント経験のあるITコンサルタントが非常に求められています。市場と自分のキャリアを照し合せて、将来には何が必要か、常に意識することが大事でしょう。 キャリアパスモデル STEP 1 ＳＥが詳細設計したソースコードをコーディングしていくレベル。プログラミングを外注化する企業も多いので、二次請け、三次請けの会社になるとプログラミングの仕事しか出来ないケースも。それでは、次のステップへのキャリアアップできないので、早めの対策が必要です。 （ポジション）｜（平均年齢･年収） プログラマ｜22〜28歳/300〜400万円 STEP 2 自分でシステムの詳細設計が書けるレベル。それに携わるプログラミング部隊をサブリーダーとしてマネージメント出来る方は高く評価されます。お客様と直接話をする場面もあるので、ある程度の折衝力も必要。基礎がしっかりしているSEは企業からの期待度が高いです。 システムエンジニア｜26〜33歳/350〜650万円 STEP 3 主にITコンサルタントが行う顧客との折衝後に、実際の開発プロジェクトを指揮するポジション。予算や何人ものSEを管理するマネジメント能力が必要になります。また開発中に現場でお客様と折衝し、対応できる提案力や技術力がともに必要です。 プロジェクトマネｰジャｰ｜28〜35歳/600〜1000万円 STEP 4 顧客に対して、システム全体のコンサルテーションを行い、システムの概要を作っていくレベル。まず企業や組織の業務フローを把握し、必要な機能を提案していく技術力と業務知識が必要です。SE、プロジェクトマネージャーと確実に積みあげた総合的能力が求められます。 ＩＴコンサルタント｜30歳/800〜1500万円		市場価値を高める設計法 いま市場が求めるキャリア 　 営業 事務系スペシャリスト エンジニア 販売・セールス