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【管理部門・専門職】 経理職 最新求人トレンド
株式会社パソナキャレント キャリアコンサルタント 森島典裕氏

[PROFILE]
総合商社にて約30年間、人事・広報を中心に、管理系全般の業務を経験。その後、専門学校の非常勤講師を続けながら、カウンセリングの研鑽を積む。現在、株式会社パソナキャレントにて、その幅広い経験を活かし、キャリアコンサルサントとして活躍中。【資格:産業カウンセラー、教育カウンセラー】
株式会社オーテック 代表取締役CEO 呉宮仁鎬氏

経理・財務への求人ニーズ

 この不況下だからこそ、優秀な経理・財務を求める企業からの求人ニーズが増加しています。
 年齢別では 25〜29歳の若手スタッフ層と、30〜35歳程度のマネージャークラスのニーズが高くなっています。

 では、それぞれの層で、どのような経験、専門性が求められているのでしょうか?
求められるスキル

 20代若手のケースでは、3年以上の経験と、業務の幅の広さが求められます。20代後半の若手経理スタッフの転職では、最低3年の経理経験が必要です。日々の経理実務にプラスして、年次決算や財務諸表作成などの知識、実務経験があれば有利になるでしょう。

 30代のマネージャークラスになると、スペシャリティとともに経営的視点の有無が問われます。より専門性を求められるのです。経理実務の経験が5〜8年以上あることに加え、税務申告書作成、有価証券報告書作成の知識、実務経験があると非常に有利です。

 また、マネジメント能力も求められます。マネジメント経験が必須でなくても、コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力などのヒューマンスキルが求められています。
転職の理由と回数

 転職回数の多さは信頼性に響きます。しっかりとしたキャリアプランを行ってください。 転職希望者の方のお話を聞いていると、「専門性を高めたい」 「より高いポジション、年収を得たい」 といった方に加え、「今の会社の業績に不安を感じている」 など、不況の時代を表すような転職理由をお持ちの方もたくさんいらっしゃいます。

 しかし、注意していただきたいのは転職理由と転職回数です。転職するのは個人です。どの会社に行ったとしても、この不況下どのように状況が変化するかわかりません。 「自分の能力を活かすため」 「新しい業務を経験し成長するため」 という前向きな姿勢で転職をとらえたほうが、良い結果を得ることができるでしょう。

 キャリアプランもなく、その場その場で転職を重ねると、経理としての信頼性にも響いてくるためご注意ください。

2004.02.17 update 戻る

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