職種別キャリアパスモデルで未来をつかめ いま市場が求めるキャリアはこれだ！ 目標達成と視野拡大の発想が大事 「事務系スペシャリスト」 株式会社日本ＭＳセンター ゼネラルマネージャー　中川　賢治氏 ■ 高く評価される人材とは？ 「経理財務」では日商簿記２級以上、かつ月次・年次決算などの業務を推進できる方。上場企業の場合、有価証券報告書や連結決算を処理できる方の需要が高いです。「総務人事」では業務全般がわかり、かつ人事三本柱『採用・育成・制度』の総合的視点を持つ方が高く評価されます。最近では、業務をオペレーションする受身型から、自ら経営陣に働きかける攻め型人材が必要になっています。経理では数字に対する「経営的センス」が必要ですし、“守りの総務、オペレーションの人事”でよかった総務人事も、加えて全社的な視点で物事を見れることが重要です。 ■ 人材バンクを通して転職するなら 業界問わず、一定の需要がある職種ですが、現在では企業ニーズが多様化しています。「総務人事」なら、採用、給与社保、制度構築など多岐にわたる経験がある方か、株主総会の実務経験がある方、またファシリティ業務を推進できる方と、求められるポイントはさまざま。事前にそれを知ることも転職の近道になるでしょう。 キャリアパスモデル STEP 1 スタッフとして、業務を浅く広く、もしくは一部を深く経験する時期です。要求される仕事に対して十分な知識や実務を要するか、その仕事に対する責任感は十分かが評価のポイント。自分のミッションを成し遂げることが最低限必要です。 （ポジション）｜（平均年齢･年収） 一般職/スタッフ /ジュニア｜22〜27歳/350〜500万円 STEP 2 活動範囲が広がり、実務力はさらに高度なものが求められます。そして仕事を自分で創り出せる能力が高く評価されます。プラスαでミッションが増えつつある中、周りのスタッフに目配りがもてるか、スーパーバイズしていけるかも重要なポイントでしょう。 主任/シニア｜27〜35歳/450〜600万円 STEP 3 自分のミッションプラス、メンバー管理、勤怠や評価に至るまで、さまざまなマネージメントが確実に求められます。指示系統のトップであると同時に、最近はプレイングマネージャーという、自分自身も担当を持ってこなす外資企業的スタイルへと、日本企業も移行しつつあります。 課長/マネジャー｜33〜40歳/600〜1000万円 STEP 4 当然ながら、複数のグループを統括していき、それらをうまくまとめるマネージメント能力が必要です。人事では評価制度など企業の基幹となる体制作りを担う部署であるため、非常に高い視点を持った統括力が求められるでしょう。 部長/ ゼネラルマネージャー｜35歳〜/700〜1200万円

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