【電気・機械・化学】　「技術大国・日本」 の今後 株式会社パソナキャレント　キャリアコンサルタント　増渕雄三氏 [PROFILE] 専門商社で営業職、その後サービス業で店舗運営・管理や新規店舗立上げにたずさわった後、パソナに転職。職人的な性格と、ホスピタリティ精神で、人それぞれに合った転職活動を提案、サポートしています。 「技術大国」からの転換 　戦後の日本は、半導体等のエレクトロニクス技術に代表される 「ミクロ」 化技術を中心に急成長を遂げてきました。製造業では作れば作っただけ物が売れるという状況が続き、日本は 「技術大国」 として世界に強烈なアピールをしてきたのです。 　しかし、メガコンペティション時代を迎え、価格競争力のある中国系企業や合理化政策を推し進めてきた海外企業を前にかつての影は薄れ、今まさに方向転換を迫られています。 　生き残りをかけた戦いが始まっているのです。 ファブレスメーカーの登場 　産業構造の変革を迫られている中で、投資家の注目を集めている新しいビジネスモデルを展開している企業があります。 　研究開発に特化し生産は外注する、いわゆる “ファブレスメーカー” です。ライセンスビジネスを展開する企業も少なくありません。 　さらに水平分業体制を構築し、中国や台湾など国境を越えた提携関係を実現することで、価格競争力を保っている企業もあります。経営資源を特定の分野、研究開発に集中投下することで、技術的な優位性を保つことができます。 　各社とも高い開発力を維持することが生命線であり、優秀な人材の確保が急務になっています。 ファブレスメーカーの求人動向 　特定の分野や技術に専門特化する形態が目立っており、広く浅くでない深い知識・経験が求められています。 　■　システム LS I の設計技術者 　■　デジタル・アナログ回路設計者 　■　光ピックアップの周辺回路・メカの開発設計経験者 　■　アセンブラ、C言語によるファームウェア開発経験者 2004.02.24　update 戻る