転職お役立ち情報|特集レポート|改正職安法パーフェクトガイド

TOP の中の転職研究室 の中の特集レポート の中の改正職安法パーフェクトガイド

人材ビッグバンの時代、これからのキャリアは自分自身で切り開く
 職安法の改正で、人材サービスは大きく変わろうとしています。民間の人材バンクは、現在全国に約1300社。新規参入や、今回から認可された派遣業との兼業により、総合人材会社も数多く誕生しています。いわゆる"人材ビッグバン"の到来です。

 「そもそも規制緩和とは、競争をさせてサービスの質を向上しようとするもの。人材紹介会社が増えれば、各社のサービス競争に繋がり、サービスの悪いところは淘汰される。 これからますます紹介会社の経営の姿勢、質が問われていきます」 、そう語るのは、国内外の人的資源管理に詳しい、明治大学経営学部・根本孝教授。人材バンク数の増加によって、自分の目的に適った企業を選びやすくなったことは、求職者にとって大きなメリットとなる反面、人材バンクにとっては今後、求職者の高いサポートと職業意識がより一層求められていきます。

 今年の12月からは派遣社員を社員として採用できる「テンプトゥパーム」がスタートします。 今後は、得意分野を持ったバンク各社の棲み分けが進むと予想され、3年後の法の見直しに向けて人材バンクはその活動が期待されるとともに、厳しい評価も受けることになるでしょう。

 ITの就職率が高い欧米では、各社を渡りながら能力を発揮していく土壌が根付いています。スキルアップをしながら専門性の高いスキルを身につけ、キャリア形成を行うのが一般的です。 日本でもITといった専門・技術職のニーズが高まる中、企業間移動がスムーズできる”外部市場”の活性化が急がれています。 今までのような一つの企業に安泰していては、専門職の不育成はおろか日本の経済発展は見込めないと、そう専門家は指摘します。

 今回指摘された求人・求職のミスマッチの改善には、求職者自身のスキルアップも必要とされています。自分が何をしたいのか、どんなライフプランをもって仕事につくのか。日頃から意識することが大切なようです。
 「環境の変化や賃金が減少など、転職は様々な不安やリスクを背負います。しかし自分が本当にやりたい仕事なら、そういった心理的、経済的な"転職コスト"を払ってでも挑戦することです」(根本教授)

  経済不況、 終身雇用制の崩壊。 会社があなたのキャリアを保証するのではなく、あなた自身がキャリアを切り開く時代です。自分なりのライフプランや哲学を持って、リスク覚悟で切り開く努力と勇気が、揺れ動く今を生きる私たちには必要なのかもしれません。

 長く続いた低迷期も2005年に次の経済成長を迎えます。そこにまちかまえるのは、より優秀な人材の争奪戦。 2000年、これからの人生を生かすも殺すも、今のあなたの努力次第といえそうです。
どこが変わった?改正ポイント
ここがポイント・人材バンク転職Q&A
人材ビッグバン時代の「キャリア形成」

TOP の中の転職研究室 の中の特集レポート の中の改正職安法パーフェクトガイド