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キャリアカウンセラーCDA の今後
 キャリアカウンセリングとは、望ましい職業選択をサポートするプロセス。それを担うCDA には基本的なカウンセリングの知識・スキルはもとより、クライアントの求職活動をサポートする実践的なスキルも要求される。その支援内容は、個人特性と職業特性のマッチングをはかり、キャリアの方向性を明確にすること。具体的には今後の能力開発や職業選択について個人特性(能力、興味、パーソナリティ、価値観など)を分析し、アセスメントする。さらに長期的なキャリア形成や選択における具体的なアドバイスや相談を行うことになる。

 CDA 資格を取得するためには、JAD が認定したCDA カリキュラムを受講しなければならない。日本マンパワーの場合、3カ月の通信講座(キャリアカウンセラー養成講座)と4日間のセミナーの受講が必須となり、通信講座とセミナーを修了すると受験資格が与えられる。試験は1次試験が筆記、2次試験が面接となっており、キャリアカウンセリングの基礎的知識と実践力が問われる内容となっている。

 すでにキャリアカウンセラー養成講座には、各方面から800名余りが受講し、その後その半数がセミナーを受講している。実務レベルのカウンセリング資格とあって人材紹介会社や企業の人事・教育担当者が多く、また50代〜60代前半の高齢者が多いのも特徴だ。

 現在、キャリアカウンセラーの活躍の場は、一般企業の人事や教育担当者や人材紹介・派遣エージェントが主となっている。特定の職務経験、年齢、性別などに関係なく能力を活かせる職業として、今後は進路指導者といった教育機関、職業安定機関など、その需要は増えていくだろう。また中小企業からのニーズも予想されるが、大手のように独自にカウンセラーを抱えることは難しい面もあり、今後は独立したキャリアカウンセラーの登場が期待される。

2000.11.13 Reported by Akira Kumagai  

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