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人事のスペシャリスト〜人事系
□仕事内容 −人材の採用活動から人事システム構築まで
  人材の採用や教育・研修をはじめ、人事システムの構築など、人材に関わる全般 を担当するのが人事部人事課。給与計算や社会保険の処理といった労務課の仕事と合わせて、企業にとってなくてはならない人材のスペシャリスト集団だ。

 『人事』の仕事の中心となるのは、やはり人や材の採用に関わる業務だろう。新卒・中途の採用計画を立てたり、採用ツールの企画作成、また、実際の採用場面においては、会社説明会の手配面接なども人事が担当する。もちろん、人事考課制度の設計・運用や賃金制度、退職金制度など人事に関わるシステムの設計や運用も、この部分の重要な業務となる。

 一方、『労務』は人事との連携プレーによる給与の計算などが中心。短期間で全社員の給与を確実に処理するといったスピードと正確さ、そのための集中力やバイタリティが求められる。社員一人ひとりにとって重要な部分を担うため、強い責任感を持って取り組まねばならない仕事だ。 人事、労務ともに、企業の成長を左右する“人材”を担う仕事だけに、重要であり責任も重いが、それだけに、スペシャリストとしてのやりがいもかなり大きいはずだ。

□転職成功のためには? −“会社の顔”だけに採用基準はかなり高め
 “人事部は出世コース”とは、よく聞く話。それだけ企業にとって重要な業務であり、いわば会社の顔といえる。会社の頭脳部分とも言え、企業側にしてみれば、将来の管理職候補といったところ。一般 には、新卒で採用された社員を配置することが多く、転職で目指すには当然ながらそれなりの経験とスキルが求められることになる。 需要もないわけではないが、採用基準は高く、かなりの難問。しかも、20代〜30代前半までの若手の経験者が、企業側が求める人物像といえる。

 では、人事の経験がなければ道は閉ざされたも同然か、と言えば決してそうではない。例えば、採用業務に関して言うなら、会社にとって必要な人材に自社の魅力をアピールし採用に結び付けるという、人を説得する力とコミュニケーション能力が求められる。これなどは、トップセールスマンが持っている資質とも大いに共通するもの。つまり、それまでの経験を、採用に関する企画・提案に置き換えることができれば、十分に可能性があると言うことだ。後は、それをいかに面接の場などで表現できるかどうかに関わってくる。

 採用時には、経験やスキルといったものだけでなく、年齢や人間的な魅力も求められるだけに、中途採用で人事を目指すなら、かなりの難問であることを覚悟して臨んでほしい。
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