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情報のスペシャリスト〜総務系
□仕事内容 −会社全体を把握する幅広い知識が必要
 情報のスペシャリスト、つまり会社全体のことを把握し、さらに外部とも関わる『総務』関連の仕事がこれにあたる。各部門ごとの前年対比などの社内情報は、総務が一括して集中管理することが多くなってきている。仕事は、備品や営業車の管理といった庶務業務から経営の根幹に関わるものまで、とにかく幅広い業務が含まれる。企業によっては人事、経理までも総務が担当する場合もあるほどだ。

 経理の仕事の1年間の締めくくりとなるのが年次決算。この決算の数字など、経営計画に基づいて会社のあらゆる数字から未来予想図を作り上げていくのが『管理会計』の仕事だ。利益計画や予算管理、原価管理、資金管理をはじめ、経営分析なども管理会計が担当することになる。


 また、社内報の作成などを担当する『広報』、商品そのものの企画開発やパンフレット・DM等を制作する『商品企画』『宣伝』、法的な折衝や手続きなどを担当し、法律を通 して会社を守る『法務』なども、総務の仕事の範疇に入る。大手の場合には、これらの仕事が広報部、宣伝部というように独立していることもあるが、300人規模の会社では、すべてが総務部で取りまとめられている場合も少なくない。

□転職成功のためには? −気くばりと俊敏さ、総合力の勝負
 総務部の人間に求められるのは、第一に対応力と折衝力。常にあらゆる場所にアンテナを張り巡らせ、いざコトが起こったといは俊敏に対応し具現化する力が要求される。経営者の良き参謀として社内外の情報を把握しておくことも、重要な役目である。人事、経理はもちろん、時には幹部とも連携し、会社のあらゆる業務を集約していく部署だけに、総合的な気くばりと会社全体を理解している幅広い知識が不可欠というわけだ。常に社内外の情報は完備、整備しておくことは当然としても、それらデータに基づいた将来の予測も必要となってくる。

 実際の業務においても、懐の深さや機転が利くかといった部分が大きく影響するため、面接でも人当たりの良さや精神的な強さがチェックされる。会社のクッション役となり、縁の下の力持ちに徹することができるだろうか? 自己確認してみよう。 中小企業では比較的需要の高い職種だが、この分野でのスペシャリストを目指すには、これ!といったモノサシがないだけに、やはり経験と総合的な能力が問われることになる。

 また広報、宣伝、企画といった特化した分野でスペシャリストを目指す場合、前職で何がしかの柱となる経験と能力を身に付けていれば、転職上プラスに働くことがある。実際、クリエイティブ専門職で習得した能力が、発想力や提案力として認められ、採用となることもある。必ずしも直結した経験ではなくても、転用できる経験はあるのだ。  
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