転職お役立ち情報|特集レポート|「トクする転職」のための活動準備(前編)

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編集部: さっそくですが転職経験者の皆さんは、転職前にどのような準備をされましたか?

猪 田:
 実は今回で6度目の転職を果たしたことになります。事業撤退など止むを得ない事情が続きましたが、僕自身、転職はスキルアップと正当な評価を目的とした積極的な理由でしたから、こうしてキャリアアップできているのは嬉しい限りです。情報収集や活動ツールはインターネットを活用しました。転職サイトにはレジュメを登録しておいたので、企業からスカウトメールが届いたり、応募・やり取りも比較的スムースに。いわゆる「失業期間」は今までなかったですね。企業も僕の置かれる状況を理解してくれた所が多く、仕事しながら上手く活動することができたと思います。

上 本:
 私は転職を視野に入れてCPA(米国公認会計士資格)取得を目指し、一端退社して勉強期間に入りました。そのため時間は十分にありましたから、インターネットを通じて人材バンクに10社以上登録。大手から小さなところまで広く登録し、次の日からどんどん求人紹介メールが来るようになりました。「コンサルタントの人柄」を見極め、相談するところを絞っていきましたが、やはり多く登録しすぎて混乱してしまったのが反省点です。最大手の紹介会社と自分の希望する職種に強い中小の紹介会社で計3〜5社くらいでよかったのではと思っています。

大 西: いい転職ができるかどうかは、やはりエージェント次第かと思います。私も信頼を寄せるエージェントができましたが、やはり候補者を第一に考えるパートナーを選ぶことが大切です。実は今回の転職は、そのエージェントの方にも意思を伝えていましたが、知人から今の会社の話がまずあって転職を決めたような形です。本当ならばしっかりと準備をして、転職先をリサーチ・選択し、入社・退職意思を伝えて、というプロセスを踏むべきでしたが、仕事が多忙だったうえに会社の経営的な事情も重なり、結果的に時間を割けなかったというのが現実でしたね。

大 坂: 私も40社ほどに登録しました。いいところがあったら転職したいとは思っていましたが、登録した後とんとん拍子で話が進んでいった、というのが実感です。やはり多くに登録したため整理にも一苦労。担当者の応対の善し悪しで見極め数を絞っていきました。今回の転職は「やりたいことが実現できる」「目指す方向性が企業と同じ」かを重視していましたから、内定先の決定を焦らず、いいオファーを待ちながら進めました。仕事や会社に不満があった訳ではなく、新しいフィールドに挑戦したい、ジョブオファーのチャンスを活かしたい気持ちが強かったですね。

近 藤: 私の場合、フリーランスからの転職というイレギュラーなパターンです。ですから、企業に直接履歴書を送る一般応募は私には不利になると判断して、人材バンクを選びました。自分で売り込むより、私という人間に惚れてくれた方に、私を売り込んでいただくほうが効果的と思ったのです。人材バンクには約50社ほどに登録し、結果40社以上からの連絡をいただきました。私も人材バンクの管理方法に工夫しましたね。エクセルで整理しながら、キャリアコンサルタントの対応ごとに評価。たとえばレスポンスの速さ、担当者の印象から5段階に分けて採点し、総合点から最終的にはトップ10の人材バンクに絞り込んでいきました。

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