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その気づきを今後の キャリアに生かすべし 新人時代に一番心に残っている人は? と聞かれたら、間違いなく「営業庶務のマユミさん」と答えます。 女の新人でただ一人、新規営業の課に配属になった私。なかなか初受注できずに焦りまくっていたとき、「歴代の凄腕営業マンたちだって最初は苦戦していたんだよ」、と勇気づけてくれたり、先輩からきつ〜くお叱りを受けた後、トイレにこもってシクシク泣いていたときには(そんなかわいい時代もあったんですよ!)、そっとトイレの外から声をかけてくれたり(いつもトイレを逃げ場にしていたことがマユミさんにはバレてたんですよね……)、今日は午前様確定!? の残業のときには、打ち合わせから戻った机の上に、「エツコ頑張れ!」のメモ。極めつけは、大学時代から付き合ってた彼と別れたとき、マユミさんだけは私の異変に気づいて飲みに連れて行ってくれました。あのときは思いっきり泣いて、お店を出るときにはすっかり立ち直っていたっけな(マユミさんのもっと壮絶な恋愛話を聞き、自分の失恋なんて大したことないと思った)。 新人の私にとって、マユミさんの存在はとても大きかった。営業以外のこと──たとえば、意外に難しい社内の人間関係に関するイロハはマユミさんに教えてもらった気がします。なにせ、これまでに何百人という営業マンを見てきた(育ててきた?)方。そのデータベースは豊富です。クラブのママが「デキる男」について語っている書籍が人気ですが、営業庶務も「売れる営業マンになる本」、きっと書けると思います。 営業庶務は直接数字を取ってくるわけではありません。でも、営業マンのやる気を高めたり、営業効率を上げていくことで、マユミさんは確かに利益に貢献していたと言えます。 とはいえ、どんな営業部にも事務や派遣を軽視しているような人はいますよね。 そんな人を見ると、ドラマの中で「誰が飯食わしてやってると思ってるんだ!」とちゃぶ台をひっくり返す昭和のオヤジと重なるのは私だけでしょうか? 会社でのうっぷんを家族で晴らすオヤジと、営業先でペコペコしている分、事務や派遣など立場の弱い人にはやたらにえばる営業マン………。そうでもしなければ自分のプライドが保てないのでしょう。あぁ悲しい。 デキル営業は決して感謝の気持ちを忘れないもの。感謝の気持ちが伝わってくれば、たまの少し無理なお願いなら聞いてしまう。それがまた営業成績につながる。プラスのスパイラルです。 事務を軽視する人たちと働かなければいけないgayaさん。つらいですよね。 残念ながら、事務や派遣に対する接し方や考え方はトップの考え方=社風であることがほとんどです。そこを変えるのは難しいでしょうね。もし、営業と一緒になって数字を作りあげていく感覚がgayaさんのやる気の素であるなら、転職を考えてもいいと思います。 今の職場にきたことで、「どんな人たちと働きたいのか」を再確認する機会になったともいえます。その気づきをぜひ大切に、ハッピーキャリアをつくってくださいね! |
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はぴきゃり編集長 金澤悦子 働く女性限定の“お仕事ブログ”コミュニティ「はぴきゃり」を運営。 はぴきゃりでは、現在約300名の女性たちが日頃の悲喜こもごもを綴っています。今の自分を変えたい、将来が不安、転職に興味がある・・・そんなあなたは「はぴきゃり」へ!明日への活力が充電できること間違いなしです。 http://happycareer.jp/ |
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