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他人の変化を待つより 自分が変わる方が早い! とある企業からの依頼で、30代ママ50人を対象に「生活に対する不満」を意識調査したときのこと。 「バスではベビーカーをたためって言われる。でも、上の子も抱っこしてるし、ベビーカーたたんで、どうやって2人の幼児を連れて立ってればいいわけ?」 「幼児2人連れて階段の上り下りは無理。市役所にも行けない」 「復職したくても、子どもがいるとわかると断られる」 などなど、子どものいない私には見当のつかないことばかり。なるほどそうだったのか、と反省しつつ、レポートをまとめて報告すると、報告会に参加していた男性がこんなことを言い出した。 「バスでベビーカーたたむのは常識でしょう?」 そうですね。常識かもしれません。でも、その常識を守るには、幼児はひとりしか連れて歩けませんね。1人しか産まない、もしくは、もっと計画的に生めということですか? と、なぜか意見している自分……。 それもこれも、取材したママたちからの話がとてもリアルだったから。もちろん、henokoさんもおっしゃるとおり、どんな嫌なことも吹き飛ぶくらい、子どもがいることは素晴らしいことなのです。しかし、ママたちの話を聞いていて、この少子化が進む日本において、世間(特に男性)の子連れに対する厳しさは驚きを通り越して、違和感さえ覚えました。少子化の理由は女の側だけではなく、男の責任でもあると思わざるを得ません。 女の私ですら、気づかないことを、男性に気付けというのは酷というもの。でも、ルールや常識だけで子育てはできないのです。何より、この国の少子化は本当に深刻です。ちょっと視点を変えて「子どもが国の宝」だと思えば、子どもを持つ人たちへの接し方が少しは変わると思うのですが……。 しかし、残念ながら他人を変えるのはそう容易いことではありません。それなら自分たちが変わる方が早い。 「何でもやりたきゃ、まずはお金を稼ぐのだ!」こう宣言するhenokoさんは本当に素晴らしいと思います。henokoさんのように、ママであることに責任を持ち、それをマイナスではなくプラスに変えていく。ママであっても、1人の人間として仕事でも成功を目指す。そんな女性が増えると、社会も変わっていくのではないかと期待する今日この頃です。 |
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