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「手に入れたい自分」が やる気の元になる 私たちの人生は選択と決断の繰り返し。コンビニでおにぎりを買うときに鮭かツナマヨかで迷ったり、顧客先に行くときは、JRが便利か、地下鉄が早いか、どの路線を使うかを考える。アポイントの帰りにたまたま入ったセレクトショップで目に入ったブラウス。試着してみるとなかなかいい感じ。白もいいけど、ベージュもいいなあ……。 しかし、同じ選択と決断でも、今後の人生を左右するような大きな選択の場合、「間違えた!」となっても、そうそう簡単にリカバリーはできません。neconecoさんのブログにもあるように、「結婚」や「仕事」は私たちの人生を左右する選択と決断の最たるものです。 私たちが何かを選択、決断するとき、その基準となるのは「今よりもハッピーになれるかどうか」でしょう。そのために、転職であれば、年収や仕事内容やオフィスの場所や上司となる人の人柄を吟味するわけです。結婚であれば、相手を好きだという気持ちが何よりも大事ですが、夫候補は出世できる人なのか、仕事だけじゃなく家庭も大切にする人なのか、姑の人柄はどうなのか、なども決断に影響するかもしれません。しかし、どれだけ綿密にシミュレーションしても、その通りにならないのがこの世の常。大手企業で安定していると思って転職したのに、倒産やリストラの憂き目にあう、付き合っているときには大切にしてくれたのに、結婚した途端に夫が冷たくなった……。こんなはずじゃなかったのに……そうならないために、正しい選択と決断をするにはどうすればいいのでしょうか? 結論から言うと、「正しい選択と決断」というのはありません。だって選択や決断をするためのシミュレーションはあくまでも予測ですから。実際はやってみなければわからない。決断した時点では「正しい“だろう”選択と決断」をするのが精一杯なのです。 もっとも大事なことはその選択と決断で「どんな自分」を手に入れたかったのか? ということ。思い通りにならないのが人生。なら、思い通りにならずに苦しいときこそ、何のための選択と決断だったのかを再確認するときです。 私は25歳のときに転職をしました。そのときの決断の元となった「手に入れたい自分」は、“30歳までに心底打ち込める仕事の方向性を見つける”ことでした。転職してからの日々は、同僚がある日突然ごっそり辞めてしまったり、一日中仕事漬けで体を壊してしまったりと、つらいことも多かった。後悔したこともありました。「もう辞めようかな?」という思いが湧き上がったとき、いつも自分に問いかけていたのが「打ち込める仕事の方向性は見つかったのか?」ということでした。そして答えはいつも「まだ見つかっていない」でした。そこで辞めなかったことで、「ハッピーキャリア支援」という仕事の方向性を見つけることができたのです。「この状況から逃れたい」「楽になりたい」、そんな思いでもし転職をしていたら、今の自分は手に入っていないと断言できます。 でも、もし自分の決断の元となる「手に入れたい自分」を再確認したときに、「逃げの選択」だったと気づいたら、そのときはその時点で選択し直せば大丈夫。「本当になりたい自分」は何なのか、しっかりと自分自身と向き合って軌道修正すればいい。 『3年後“なりたい自分”になれるドリームマップ』(大和出版)の著者、秋田稲美さんはその著書の中でこんなことを言っています。 「数字で目標を示されてやる気が出る人はいない。数字の先の『なりたい自分』が見えたときにこそ真のやる気がでる」 成功への近道はやり続けることです。そのための「やる気」の元が「なりたい自分」なのです。 その選択で「手に入れたい自分」は何ですか? |
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はぴきゃり編集長 金澤悦子 働く女性限定の“お仕事ブログ”コミュニティ「はぴきゃり」を運営。 はぴきゃりでは、現在約300名の女性たちが日頃の悲喜こもごもを綴っています。今の自分を変えたい、将来が不安、転職に興味がある・・・そんなあなたは「はぴきゃり」へ!明日への活力が充電できること間違いなしです。 http://happycareer.jp/ |
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