まずは時間管理。子供をお迎えにいくママキャリたちですが、決して仕事量を減らしてはいません。むしろ、出産後にマネージャーへと昇進した強者もいるほどです。だって、育児は究極のマネジメントなんですよ。その経験が仕事で役に立たないわけがありません。とはいえ、どうやって時間内に仕事を終わらせているのでしょうか。

実は業務時間内を振り返ってみると、おしゃべりしたり、おやつを食べたり、仕事に関係のないサイトを見たりしている時間は意外に多いものなんですね（私もそのひとり）。仕事に集中する、それが時間内に仕事を終わらせる唯一の方法なのだそうです。

次に、子供がいることでリセットできるというキャリママも多いですね。仕事と育児では使う脳が違うそうで、１年の育児休暇が明けたとき、一瞬「宇宙語？」というほど、仕事の内容を理解するのに苦労したという話を聞いたことがあります（育休以前はもちろん理解できていました）。仕事でどんなに疲れても、子供と接することでリセットでき、明日への充電ができるというわけです。

もちろん子供にもメリットがあります。多くの大人や子供に接する機会は早くから社会性を育てますし、接する時間は短くても、仕事を持つことでいつも生き生きとしている母親との濃密な時間は子供にいい影響を及ぼす、と専門家も言っています。

他にもメリットを挙げたらキリがありません。しかし、早くから保育園に預けられている子供を見て、家族やご近所さん、また会社の上司などから「子供がかわいそう」「そこまでして働きたいの？」などという言葉をかけられることがあります。実際、そのようなことを言われたことで、働くことに罪悪感を拭えないママキャリもいます。

だからこそ、本当に自分がどう生きていきたいのかを早くから意識し、準備しておくことはとても重要です。たとえ何を言われても、自分が心から選択した生き方であれば納得できるでしょうし、何より、そんな母親の背中を見て、子供たちは誇りに思うはずです。仕事から帰って「ゴメンね」ではなく「ありがとう」と子供たちに胸を張って言えるよう、改めて自分のキャリアと向き合ってみてはいかがでしょうか？

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