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ブログ的“オンナのオシゴト”事件簿
 
  働く女性を取り巻くあんなこと、こんなことをブログ
からピックアップするこのコーナー。
さて、今回の主役は・・・?
プロガールProfile11

名前 hamuさん
年齢 34歳
職種 人事
ブログ内容
転職? 天職?

人のキャリアを聞くのが大好きで、人事道に。面接ネタなど満載。

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謝らない人
カナザワのこれで解決!

誤らない人は謝らない人?

ビジネスマナー研修に行ってきました。
その講師の方が強烈でした。「自分が絶対、私誤りませんから」の方でした。
誤字ではありません。
誤っても、謝らない方でした。

ある言葉の使い方について、
<受講者>
「さっきおっしゃってたのは、違うと思います。○○○○という風に使うと、あるビジネスマナーの本で読みました」
<講師の方>
「違いますね。 そんな使い方、私は聞いたことがありません。(中略)講習が終わるまでに調べてさしあげます。貴重なご意見ありがとうございます」
結局・・・・・・
「私のいったことに間違えはありません。ただ、もともとは貴方の言う使い方から派生しているので、使えるそうです。(中略)」

彼女はあきらかに誤っていたのにも関わらず、
質問者に謝ることはありませんでした。
講師の方は「ベテラン講師」だった。

素直に謝る心は
若さを保つ秘薬

 

香港で中国人相手に働く友人(日本人)が、「中国人って絶対に謝らないの」としょっちゅう怒って電話してきます。たとえば、商品の試作品を作ったとして、中国の工場から送られてきたものが明らかに不良品であるのに、クレームをつけたら「工場内で多数決を取ったら、これは不良品とは認められないという結果になった」という呆れたFAXが1枚送られてきた、とか、中国でタクシーに乗ってたら、衝突事故に巻き込まれ、客である彼女を放置したまま、追突した車もそのままで、大渋滞になってもおかまいなしに運転手同士が延々と喧嘩し続けたとか・・・・・・。「謝ったら終わり」、それもお国柄なんでしょうが、やっぱり私は謝れる人が好きです。うん。

しかし、この日本でも謝れない人はもちろんいます。電車や街中で「むむ??」というご年配を目にすることがありますが、得てして、年を取ると謝りづらくなる傾向があるように思います。「いじわるばあさん」(古いか?)はその代表格とも言えますが、豊富な経験や成功体験といったプラスの出来事が、かえって人を頑固にすることがあるようです。

このブログの主人公であるベテラン講師もきっとたくさんの成功体験を積んだのでしょう。それ自体は素晴らしいことですが、自分への自信が、ときに自分を正当化したいという気持ちとなって現れるときがあるのです。それが、このような見苦しい(失礼!)言い訳となってしまったのでしょうね。

加齢と頑固は切っても切れない関係。誰だって意見されるのはイヤなものですが、そうやって自分を正当化しているうち、成長はストップしてしまいます。成長するためには、アウトプットだけでなく、インプットが大事なのですから。そして、成長が止まる=老ける・・・・・・あ〜恐ろしい。

そんな私も、30代後半で自分で会社をやっていると、意見を言ってくれる人が格段に減りました。この居心地のよさに甘んじることのなきよう、意識的に厳しい意見を聞くように努力しています。人間、つい楽な方へ流れていくものですから。

それもこれも、いつまでも若くいたいから! これに尽きます。

謝れる人は、いつでも誰とでも目線が同じ人。アンチエイジングな人です。
誰に対しても素直に謝れる心、それがどんなサプリメントよりも女性を若々しく輝かせる秘薬なのです。

 
はぴきゃり編集長 金澤悦子
働く女性限定の“お仕事ブログ”コミュニティ「はぴきゃり」を運営。
はぴきゃりでは、現在約100名の女性たちが日頃の悲喜こもごもを綴っています。今の自分を変えたい、将来が不安、転職に興味がある・・・そんなあなたは「はぴきゃり」へ!明日への活力が充電できること間違いなしです。
http://happycareer.jp/
 
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