こういった理念の下、人、社会のQOL向上を目的としてスポーツをキーワードに5つの事業を推進しています。「エミネクロス・メディカル・クリニック」ではカウンセリングやメンタルトレーニングという手段を使って、人々のQOLを少しプラスにもっていくことを目的としています。国内のトップアスリートをはじめ、音楽家・芸術家、子育て中のお母さん、OL、受験勉強中の学生など、多種多様な人々のQOLを向上させるためのメンタルトレーニングを1対1で、個人やチームを対象に行っています。
「NPO法人 エミネクロス・スポーツワールド」は「スポーツは医療、芸術、コミュニケーション、教育である」「スポーツは元気、感動、仲間、成長を促進してくれる」という僕の理念を共有できる人たちと、年齢、性別、所属しているコミュニティの枠を取っ払って、「する、見る、聞く、読む、話す、支える」など、競技にとらわれないさまざまな形のスポーツを行っています。
「株式会社 東京エミネクロスクラッシャーズ」は東京初のプロバスケットボールのチームをつくるために立ち上げたバスケの会社です。現在は国内トップクラスのクラブチーム「エクセレンス」、車椅子の人たちの「ノー・エクスキューズ」、耳の不自由な人たちの「ラフ」などのバスケットボールチームに加え、小・中学生を対象としたチアリーディリング塾もあります。子供から大人までQOLを高め、豊かな人生を送ることを目的とした「理念共有型のスポーツクラブ」として運営しています。
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実際に子供たちに対してバスケの指導もしている辻氏 |
「株式会社 エミネクロス・クリエイツジャパン」ではこれまでスポーツの世界で培ってきたメンタルトレーニングをビジネスの世界に応用・展開しています。カンパニー・チーム・ドクターという新しい概念を打ちたて、企業に勤める全社員に対してメンタルトレーニングを行っています。
その4つの組織の中心にあるのが「有限会社 オフィス・ドクター辻」で、グループ全体の戦略・意思決定を行うシンクタンクです。ここにいろんな情報が集まってきたり、ここから僕のアイデアが生まれていくので、人間で言えば脳のような機関です。また講演、取材、執筆など、僕にしかできないことを行っています。
まとめると、僕自身である「オフィス・ドクター辻」が中心にあって、その周りにクリニック、スポーツNPO、バスケットボール、ビジネスメンタルトレーニングがあり、すべてが相互に有機的につながっているというのがエミネクロスグループなんです。それらはすべて「スポーツによって、人々のQOLを向上させ、日本をよくしたい」という大きな目的に向かって活動しているわけです。 |