キャリア&転職研究室|ITエンジニアのおにぎり|第68回 謹賀新年

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ひげぱわーって誰?

1964年生まれ/大阪在住

・小学校高学年あたりから、学業そっちのけで自分はプロのミュージシャンになるという妄想を抱き続ける。
・大学卒業間近に妄想力尽き就職する羽目になる際に適当にIT業界を選ぶ。
・知らぬ間に1000人企業の支店でシステム部統括マネージャと言われてしまう。
・現在社員数10名ちょいのベンチャー会社マネージャー

 童顔を隠すため無精ひげを生やし「若干不良が交じったイケてるアントンプレナー風」を演出してみるが昨今は年齢もあって普通におっさん化してるような気がする。
たいした技術力はないが、笑って仕事ができる環境を作り上げる技術力はきっとあるんじゃなかろうかと思ってるし、寧ろそれが本当の技術力と豪語したりしてる。

謹賀新年

あけましておめでとうございます。

2011年の年末からこの原稿を書いている本日1月6日まで、お客様先の某病院にてほとんど休みなく働いておりました。

作業現場には、システム開発会社だけでなく、光学機器メーカーや物流機器メーカーのエンジニアが所狭しとひしめき合い、年末年始気分などさらさらなく、単身赴任でマンスリーマンションに住まわされ、故郷に帰れるどころかそのマンションにさえほとんど帰ってないという過酷なお正月を迎えている若い新人エンジニアなんかは、半ば心折れつつも手だけはキーボードをたたき続けるというまさにデスマーチ状態。

IT業界のエンジニアで、ささっとプログラムを数本書いてどーんと売上をあげて優雅なバカンスなんて生活している方はごく一部で、まだまだ日本のITエンジニア達は、私のように世の中がお休みの間にシステムをリプレースする作業なんかに投入されてぐったりしている方が大半なのではないかと思います。

まあそれでも世の中不況不況とマスメディアが書き立てる昨今、本来なら“アラフィフ”な私なんかは仕事がなくて机でボーっとお茶をすするだけの毎日を送るはずなのに、年末年始から日本中のそんなデスマーチな現場を渡り歩いてハードに仕事ができるというのはありがたい話なのかもしれません。

リーマンショックあたりから痛めつけられ、2011年3月の東日本大震災でとどめを刺されたように思えた日本ですが、それでも街は人であふれ、私は年末年始デスマーチな仕事をする・・・・
まだまだ日本は元気なようです。

 さて、関西の一サラリーマンのスリリングでもなんでもない日常をつらつらと書き連ねているこのコラムも、なんだかんだで第68回を迎えました。

私を担当していてくれる編集の方にはそれとなく、もっと有名人とか有識者とかにコラム書いてもらった方がいいのではないのか?というフリをしているのですが、軽やかにスルーされつつ
「今年も楽しい原稿よろしくお願いいたします。」
などという連絡をいただいております。

 まあここは
「有名人の素敵な出来事とか有識者の深みのある名言とかより、私のような一般エンジニアの過酷な日常にこそ“仕事とは”とか“生きていく事とは”みたいな真理にたどりつくヒントがあるのかもしれない」
などというとんでもないポジティブシンキングで、私のまわりに起こるささやかな出来事を書き連ねていきたいと思っております。

今年もよろしくお願いいたします。

(2012.1.10)

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