さて、1週間のリフレッシュ休暇をいただき、現世に帰ってきました。
といっても海外でセレブなリゾート休暇をとってたとか、家族と共に原風景が残る懐かしの故郷でセミの鳴き声をBGMにヒマワリに水やりしていたとか、そんな立派な夏休みではなく、初日は町内会が主催する小さな夏祭りの花火を見に来た友人と飲み食いするだけのパーティを開き、後は家の壁を塗り替えていました。
1週間ほとんどパソコンの画面を立ち上げる事もなく、twitterやFacebookの書き込みもあまりせず、ペンキ缶を抱えて汗だくになって部屋のリフォームにいそしむというのもまた、それはそれで非日常の時間を過ごすわけで、なかなかにリフレッシュできるひと時でございました。
別にDIYを日頃から趣味としているわけではなく、バブル期に購入したマンションがさすがにくたびれてきたので、折角の休みなので一念発起して壁でも塗ってみるかと始めた次第です。
昨今のDIY製品はよくできていて、マスキングテープ付き養生ビニールシート等であっという間に部屋を養生できますし、水性塗料も、つたない素人塗りでもけっこうしっかり伸びて塗りムラもあまりなく綺麗に仕上げてくれます。バリエーションも色々あって、つや消しのいい色合いの塗料だったり、珪藻土入りで漆喰(しっくい)風の仕上がりができたりと、単なるペンキ塗りとは一味違う、ちょっとしたプロの仕上がりを体験できます。
見慣れた自分の部屋が徐々に新しい色に変わっていく様は、新鮮な感覚で楽しい休みでございました。
ただし、夏のリフォームはオススメしません。暑い暑い。数キロ痩せました(笑)。リフォームは春か秋をオススメします(冬は塗料の乾きが悪い)。
また、この炎天下で、震災で家を失ったり壊滅的な打撃を受けた家を再生したりしている東北の方達の苦労を改めて再認識させられました。
そんな世間から逃避した1週間を過ごしいている間も世の中は容赦なく進んでいるようで、アメリカの国債の格付けが下がった事に端を発して、株価低迷、円高ドル安がいっそう進んだり、イギリスですごい暴動が発生したりと、休み明けにはごっそり仕事がなくなっているのではなかろうかと不安にさせる出来事が起こっています。
思うに、2011年は震災もあったりと、どうもタダではすまない不穏な年になっているようで、それは私の素人リフォームのように汚れた壁を上から塗ってごまかすという事を繰り返してきた人類の限界が最後のツケとなって降りかかってきているようにも見え、もしかすると大きな変革が始まるその元年となるような気もいたします。
そんな時代においても、贅沢に1週間も休ませていただいたわけですから、心機一転、それこそ壁を塗り替えてごまかす仕事っぷりではなく、家中ひっくり返して一から内装をやるスケルトンリフォームにも対応できるようになるべく、日々精進しようと思っている次第でございます。
まだまだ暑いですけど、2011年後半戦。がんばっていきましょう。
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