震災、原発事故、円高と今の日本はかなり危機的な状況にあるとは思うのだが、ニュースとか見ていてもなんだか井戸端会議のような話題ばかりでのんびりしているような気がする。
職場の方も、 「スケジュール感をもっと持って!」 「スピードスピード!」 「この件は誰が責任持つんだ!?」 「詰めが甘い!」 なーんていう言葉を投げあい、日夜色々な場所で会議で怒号が飛び交っているようには見えるのだが、実質誰もスピーディでないし、責任の所在は拡散してどこにもない。 というか 「この件の責任は全部私が持ちます!」 「そうか!しっかりやってくれたまえ!」 などというヒーローが現れても、実際のところ"この件"が大失敗しているのに、ヒーローのクビが飛ぶわけでも、収入が半減するわけでもなく 「いやあ大変でしたなあ。わっはっは。」 などといいつつ普通に仕事しているし・・・。
考えてみれば、私も二十数年以上IT業界で仕事をしてきて、 「ふざんけんな!もう辞める!」 と発言した事も数回あるし、自分が担当していたプロジェクトのシステム運用ミスが原因で、関西市民10万人ぐらいに二重請求を起こして大目玉くらった事もあるし、大赤字プロジェクトも2、3個担当したが、特に自分のキャリアを汚されたり、金銭的なペナルティをくらったり、ましてやフィジカルなケジメを取らされた事もない。 (いや、一回涙声で謝罪しながら土下座した事はあったかな・・・)
そうやって考えると日本の職場って賞罰が非常にあいまいな気がする。 というか、昨今の職場(特に男の職場)というのは、なんというか 「まあまあ、今日はこれぐらいにしといて、仲良くいこうや」 的な馴れ合い感が強くて、キレがないというか、ようは信賞必罰がちゃんとしていない。
キツイ言い方をすれば、素人でもバカでものらりくらりと仕事をかわしながらなんとなくずーっと会社に在籍していられるという甘さが、けっこうな大企業でもあるような気がする。 (いやもしかするとけっこうな大企業であればあるほどかもしれない。)
新しい職場を求めていると思われる方が多いであろうここの読者の方々にあえて言おう。
「世の中はたいした事はない。」
自分のためにそして家族のために、自分の力を生かせる職場であったり新しい事にチャレンジしようという職場を求めて日夜転職活動に励むなか、なかなか転職が成功しなかったりすると 「そもそも、俺の人生って、俺の能力って・・・」 って悶々と悩む方もおられると思う。
いやいや、決してそうではない。 何回か前にも書きましたがそれは出会った人が、運が悪かっただけです。
・辞めるとほのめかしながら、辞めるとは言ってないと主張する人 ・午前中と午後とで言ってる事が間逆の人 ・去年ずっと嘘つきっぱなしだったのに、「嘘はいけない!」と吹聴する人
みたいな人達が、誰にも文句言われず、先生先生と言われながらニコニコ笑って大手をふって国民を代表して政治家やってるわけですから・・・
まったく 「世の中はたいした事ない」
ポジティブないい言葉です。
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