キャリア&転職研究室|ITエンジニアのおにぎり|第8回 プログラマ35歳定年説

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ひげぱわーって誰?

1964年生まれ/大阪在住

・小学校高学年あたりから、学業そっちのけで自分はプロのミュージシャンになるという妄想を抱き続ける。
・大学卒業間近に妄想力尽き就職する羽目になる際に適当にIT業界を選ぶ。
・知らぬ間に1000人企業の支店でシステム部統括マネージャと言われてしまう。
・現在社員数10名ちょいのベンチャー会社マネージャー

 童顔を隠すため無精ひげを生やし「若干不良が交じったイケてるアントンプレナー風」を演出してみるが昨今は年齢もあって普通におっさん化してるような気がする。
たいした技術力はないが、笑って仕事ができる環境を作り上げる技術力はきっとあるんじゃなかろうかと思ってるし、寧ろそれが本当の技術力と豪語したりしてる。

プログラマ35歳定年説

IT業界絡みのコラムを書く時に、未だに話題にあがる『プログラマ35歳定年説』。
「プログラマは35歳ぐらいになったらSEとかマネージャーとか経営とか、次に行かないと、業界で生きていけないよ」
という説なんですが、これに関して私の考えを簡潔に述べると
「まったくもってその通り、プログラマは35歳ぐらいが限界です。」
と“残念ながら”思っております。

“残念ながら”と書いたのは、プログラマという職業の地位をこのIT業界に従事する私達自らが、
「35歳ぐらいまでで卒業する職種」
と思って、自らの手によってプログラマという職種の幅を狭めているって事です。

そうなんですね。『プログラマ35歳定年説』は、35歳を越えたら頭脳的にも体力的にもプログラマとしての能力が衰えだすという意味での定年ではないのです。
もの作りは40歳だろうが50歳だろうが、好きな人は60歳になってもできます。

以前一緒に仕事していた方で60歳のプログラマがいらっしゃいました。残念な事に大病を患って引退されましたが、それでも入院する直前までプログラムを書いておられました。
ちょっと口数の少ないおじ様で、得意とするプログラム言語もやはり随分古い言語でしたが、それでも
「ちょっと来週から入院ですわ。わはは。」
と言いながら、コツコツとプログラムを直しておられる姿は、全然『プログラマ35歳定年説』を感じさせないしっかりとした仕事っぷりでございました。

「いつまでもプログラム書いてるようではだめ。」
「人を動かす人。管理側になっていかなければいけない。」
「俺、もうプログラムの書き方忘れた。がははは。」
「40歳越えてプログラマやってたら先がない。」
「プログラマ単価なので安いです。」

この業界にいて、何度となく聞いて来たセリフです。
あまりにこのセリフを聞くので、
管理職とかで偉くなってすっかり本業を忘れたお年寄りが自分の立場を正当化する為に言い出した、老害陰謀説ではないか?
と思い出してるぐらいです(笑)。

「職業に貴賎はない」といいますが、残念な事に人はどうしても自分の身を守る為に職業に貴賎をつけたがります。それも非常に小さな相対の世界で。

でも、どんな仕事にでも必ず
・何かの面白さ
・何かの奥深さ
・何かの充実感
があるはずです。

現在のIT業界では、『プログラマ35歳定年説』という言葉は存在しているのですが、出来る事ならそんなステレオタイプなカテゴライズは自らの手で払拭し、様々な職種の方達がお互いちゃんとリスペクトしあって、いくつになってもモチベーションが保てる。

そんな業界にしていきたいですね。

(2009.7.13)

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