キャリア&転職研究室|ITエンジニアのおにぎり|第1回 みなさま、はじめまして

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ひげぱわーって誰?

1964年生まれ/大阪在住

・小学校高学年あたりから、学業そっちのけで自分はプロのミュージシャンになるという妄想を抱き続ける。
・大学卒業間近に妄想力尽き就職する羽目になる際に適当にIT業界を選ぶ。
・知らぬ間に1000人企業の支店でシステム部統括マネージャと言われてしまう。
・現在社員数10名ちょいのベンチャー会社マネージャー

 童顔を隠すため無精ひげを生やし「若干不良が交じったイケてるアントンプレナー風」を演出してみるが昨今は年齢もあって普通におっさん化してるような気がする。
たいした技術力はないが、笑って仕事ができる環境を作り上げる技術力はきっとあるんじゃなかろうかと思ってるし、寧ろそれが本当の技術力と豪語したりしてる。

みなさま、はじめまして

 はじめまして、こんにちは。
ネット上では「ひげぱわー」という、今となってはちょっと恥ずかしくもあるニックネームで、私の回りを取り巻くITエンジニア達の"エンジニアらしくない"お話を書かせてもらうことになった私ことひげぱわーです。
いわゆるIT業界という所で、技術者兼マネージャー業なぞを営んでおります。

 この「ひげぱわー」というニックネームは、昔好きだったバンド「レピッシュ」の「ヒゲパワー」という曲が元になっております。
その曲の「パワー!パワー!ヒゲパワー!飄々っと行こうぜー!」と、力強いんだか緩いんだかよくわからない歌詞が長年私の脳裏に残っていたのですね。

・ヒゲのパワーでガンガン攻めるが、飄々としていよう

なんだか、とってもいい人生の指標のようでお手本にしたい素敵な言葉です。

 初回なんで、楽しい仕事エピソードでも書こうかと思っていたのですが、昨今の不況のせいか、IT業界にはあまり楽しい雰囲気がなく、そんな私のヒゲパワーも若干しなしなとしおれているようであまり元気がありません。
ここ最近は、同業者やお客様と会ってお話すると大抵会話のスタートはため息からになってきております。去年の夏頃には、大阪ミナミの繁華街で、二人で酔っ払って屋台のラーメンを立って食べながら
「今年はいくでーやるでー!!仕事はいくらでもある!」
といきまいていた製造メーカーの情報部門に在籍されているお客様が、会うなり
「・・・どはあぁぁぁぁぁ・・・」
「ど・・・どーしはったんですか?!・・・」
「んん?・・・あっあかん・・・」
「会うなり"あかん"が第一声ですか(笑)」
「いや笑いごとじゃないで。・・・はぁぁぁぁ・・・」
と、激しく意気消沈のご様子。

 聞くと、今年のIT投資予算は予定の3分の1ぐらだそうで仕事どころか自分の部署の社員も抱えきれないとの事。大きな会社さんなんで、たちまち人員整理ということはなさそうですが、4年以上一緒に席を並べていた自分の部下達がバラバラにされそうでやはり上司としては一抹の寂しさもあってちょっと落胆されているようです。
情のあるいい上司ですね。

 せっかく大きな部署で、仕事も長期に渡って頂いていたので私としても部署がバラバラになるのは辛い。
ので色々と提案してみたりしました。

「ほら4年前に作ったあのシステムをリニューアルしませんか?」
「あれなー・・・・お金ないって言われた。・・・はぁぁぁ」
「この際、自社のシステムだけじゃなく、よその会社のシステムとかも手がけませんか?」
「こんな自社システムしか知らん温室育ちの部署がよそのシステム作れるはずがない!」
おまえが言うな・・・
「細かい仕事拾って、なんとかがんばって部署を維持しましょうよ。」
「はあぁぁ・・・それでは、食べていかれへんわ。餓死しそうやわ。ていうか今腹減った。おごってくれ」
「・・・ってあんた接待かい!」

 新聞、テレビは未曾有の経済危機、世界恐慌などと凄い大惨事がまもなくやってくるような論調ですが、このおっさん連中の飄々とした能天気ぶりを見ていたらなんとかなりそうな気がしてまいりました。
そういえばバブル崩壊したときも
「あかん!失業や!」
とかあえぎながらも安酒飲んで愚痴ってた記憶があります。

 結局の所、人というのは結構丈夫な生き物だなと思いつつ、そんな悲喜こもごもな愛すべきITエンジニア達の姿をポツポツと語っていこうかなと思っております。

(2009.3.23)

 

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