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学びたかったのは実践で役立つ環境学
 卒業後は、温室などの輸入を行っている商社に入社。2年間勤務するが、環境に関係する仕事をするために、留学を決意。イギリスのイーストアングリア大学科学修士課程にて、環境アセスメント・環境監査・環境マネジメントを学ぶ。

「ビジネスに直結するコースを選択したのは、企業が環境にやさしくなるためのお手伝いがしたかったから。人間ひとり生きているだけでも地球が汚れるというくらいなので、企業が環境活動を行う意義は大きいと思ったのです」

 2年間の留学を終え、主に学んだ環境アセスメント分野を中心に転職活動を開始。留学先の友人から、環境業界に特化した人材バンクである株式会社グレイスを紹介され、転職ツールの一つとして登録する。

「環境アセスメントは、建設コンサルティング会社の一部門として行われていることが多く、建設業界の景気を反映し、厳しい雇用条件を提示されることが多々ありました。また英語を使わない仕事ということもあって、企業を決めかねていたときに、グレイスの小川さんから現在の企業を紹介していただいたのです。仕事内容を聞いて、企業の環境経営をお手伝いする環境マネジメントの仕事に魅力を感じ、入社を決めました。海外に向けた環境報告書の作成支援に携わることが多く、英語も頻繁に使うことができ、私の希望に合ったベストの仕事だと思っています」
企業との係わりあいが環境との接点
 現在、環境報告書の作成支援等、環境経営のサポートを行っている小林さん。企業のデータ分析が主となるため、環境のみならず会計・経営・法律等、様々な知識が要求されるという。

 「幅広い分野の知識が必要な仕事ですが、ゼネラリストである前にスペシャリストであることが求められているので、みんな自分の得意分野を作ろうと努力しています。私は欧州における環境の最新情報に精通したいと思っていますが、上司からはデータ分析やプレゼンテーション能力を買われているようです。私が留学した大学では、論文を書くときに、実証をあげて説得力を持たせなくては認めてもらえませんでした。多くの情報を集めなくてはいけないので苦労しましたが、もしかしたらその時の経験が、プレゼンの際に役立っているのかもしれません。」

 留学で得た知識や経験を業務に確実に活かしている小林さん。将来は、システム作成面で定評のあるイギリスで働き、システム作りの秘策を日本に持ち帰りたいという。今後の活躍が楽しみだ。

株式会社グレイス 本社

2002.03.27 Update  
STEP
22歳
▼▼▼ 大学卒業後、温室等の輸入を行う商社に入社し、貿易業務を経験。
25歳
▼▼▼ イーストアングリア大学の修士課程にて、環境アセスメント・環境監査・環境マネジメントを学ぶ。
26歳
▼▼▼ 朝日監査法人の環境マネジメント部に転職。現在に至る。

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