株式会社リーベル　キャリアコンサルタント 清野　和代さん 転職者のサポートをするキャリアコンサルタント。温かさと冷静さをもってコンサルティングにあたる清野さんに、自らのキャリアについて語っていただいた。 profile:　1961年生まれ。電気通信大学情報数理工学科卒業後、大手電気メーカーにエンジニアとして入社。コンピュータ周辺機器開発部門で制御系ソフトウェアの設計に9年間携わる。その後出産を機に退社し、育児に専念した後、金融業界にて6年間営業を経験。2001年1月、スターティングメンバーとして株式会社リーベルに入社。コーチング手法を取り入れたキャリアコンサルティングに定評がある。1974年生まれ。立命館大学国際関係学部国際関係学科卒業。システムインテグレーターにて、3年半SEとして業務アプリケーションの受託開発を経験。2000年8月に鳥取に移り、専門学校の非常勤講師として勤務。その後東京での転職活動を経て、SCMパッケージソフトの開発・販売などを行う株式会社クラステクノロジーにSEとして入社。11月より現職。 エンジニアから一転、講師の職へ 　ITエンジニアを対象にしたキャリアコンサルタントとして活躍中の清野さん。ご自身のキャリアもエンジニアからスタートしている。 　「工学部でしたので、大学に来る求人はメーカーやソフトウエア会社ばかり。理系の学生が取りあいの時代ということも働いて、流れのままにメーカーのエンジニアとして働くことを決めました。当時の私は、自分のキャリアについてあまり考えていませんでしたね（笑）」 　大学で学んだ知識を生かしつつ、当時の女性では珍しいハード系の設計を経験。9年間勤務するが、出産を機に退社し育児に専念する。 　「その時は一番大切なことは子供を育てることだと思い退職することを決めましたが、いずれは何らかの形で社会復帰したいというのは頭の中にありました。もともと家庭だけの活動では満足できない性格なので、育児をしながらも家庭教師をしたりしていましたが、次第にうずうずしてしまって、本格的に社会復帰を考えることにしました」