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転職初太郎さん(26歳)
人材バンクの歩き方 転職初太郎さん(26歳)
第1回「自分を生かす転職」のキホンの道のり ただいま、やりたいこと探索中!の巻 転職初太郎さん(26歳)
 転職成功者への取材でわかった「自分を生かす転職」のためのキホンの道のり。「やりたいこと探索中」の人たちの歩き方のカギは、「自分の軸発見」にあった 転職初太郎さん(26歳)
step1 転職するなら、行動に移さなきゃ。キャリアシートを書いてみた
「もっともっと刺激を受けて、自分の力を伸ばしたい」
今の会社で先輩たちのやり方を盗みながら成長してこられたと思う。就職活動でやっと内定が出たこの会社に決めたけど、何かが足りない。「その足りない何かを探したい」という欲求が抑えきれなくなってきた。
「転職するなら、行動に移さなきゃ」。そこで【人材バンクネット】に会員登録して、キャリアシートを書いてみた。自分の可能性を引き出してもらうには材料が多いほうがいい。「会社に入って何をした?」と思い出しながら、ほんの小さな経験も書き並べた。
よ〜し自分の可能性を探すぞ!!
step2 匿名スカウトに挑戦!
キャリアシートを公開すると、人材バンクからスカウトメールが来るらしい。しかも、匿名で公開できる。【人材バンクネット】には、100社以上の人材バンクが参画しているというから、どのくらい来るか試してみよう。
step3 届いたスカウトメールを熟読。ちょっとでも興味を持ったらすぐ返信
うわぁ、来た来た。12通も。「あなたにおすすめの求人があります」とか、「これからのキャリアプランを一緒に考えていきましょう。一度お会いしませんか?」とか……いろんなスカウトメールが届いたぞ。でも、全部の人材バンクは回れないなあ。

スカウトメールの文面をじっくり読むと、「親身にサポートしてくれそう」とか「全員に同じメールを送ってる?」など違いが見えてきた。スカウトメールを送ってきた人材バンクの詳細画面もチェック。行きたい業界に強いバンクとスカウトメールに好感を持ったバンクに「面談に伺いたいのですが」とすぐ返信。計4社。

求人情報の詳細が知りたいと思った2社には、匿名メッセージで質問を送った。
スカウトメールには即レスが肝心
step4 レスポンスの早さは?対応を見て人材バンクを選ぶ
レスポンスの早さをしっかりチェック。面談したいと返信した4社のうち、3社はすぐ返事あり。1社は3日経っても音信不通。失礼だなあ、もういいや。匿名メッセージで質問を送った人材バンクからは、かなり丁寧な回答が。「直接お会いしないと会社名は教えられない」とのことだけど、すぐに回答をくれたところが気に入った。ここにも面談に行ってみよう。 しかし……。面談したいと伝えると、必ず「職務経歴書を送ってください」と言ってくる。しかも「当社指定の用紙に入力してください」という人材バンクも。こちらは昼間、仕事をしている身。けっこう大変なんですけど……。でも、対応の早さでやる気を伝えるぞ! 
step5  人材バンク6社と面談。「やってみたいことは?」の質問にはっとする
鉄は熱いうちに打て! 転職モチベーションが高い、今この瞬間を逃さないように、早速人材バンクに面談に出かけた。10日間で6社に訪問。

面談では、あるコンサルタントから「これからやってみたいことは?」と質問され、はっとした。「自分のできること、得意なことをどんなふうに生かしていきたいのかを考えて」とアドバイスを受ける。これまでは「どんな会社に転職できるんだろう」って考えてた。でもこれじゃあ、受け身だ。

面談に行ったことで転職市場の動向はだいたいわかったが、一番大事なことは「何のために転職するのか」の答えを自分で見つけることだと気付かされた。6社回って、「面談に行ってよかった」と思えた人材バンクは3社だった。ネットやメールだけじゃなく、足を運ぶのって大事なんだな。
自分の力をどう生かしていきたいですか?
step6 選択肢の多さに混乱し、転職活動をいったん休止 自分について、見つめ直す時間を
スカウトメールをもらったり、面談に行ったりするうちに、いろんな選択肢がありそうだとわかってきた。でも……自分は転職に何を求めているのか、これから先、自分の力をどう生かしていきたいのかなど「自分の軸」がまだボンヤリ。コンサルタントと話す中で、だんだん見えてきてはいるんだけど。

ここはいったん、「自分の過去」を振り返るほうがよさそうだ。どんな仕事をしてきたのかだけじゃなく、学生時代のことも含めて。「生き生き充実していた時って、いつ?」「何をしている瞬間を楽しいと感じる?」など自問自答。まるで就活時代に戻ったかのようだ。
自分が充実してるのってどんな時だっけ?
step7 「自分の軸」が見えてきた。転職活動を再スタートこんな仕事がしたいとキャリアシートを書き直す
ここ1〜2週間、これまでの自分を振り返りながら思い出したことをノートにメモした。「自分振り返りメモ」を眺めては思い出し、また眺めては思い出し……を繰り返しているうちに、「そっか、自然と力が湧いてくるときはこんなときなんだ」「こんなことが得意なんだ」というものが見えてきた。

人材バンクから紹介されたり、【人材バンクネット】に載っている求人情報を見たりしながら、「自分をもっと生かせそうな仕事」を探す。すると……「この求人よさそう」とピンとくるようになった。すぐさま応募。

【人材バンクネット】のキャリアシートも、 「こんな仕事がしたい」と転職希望条件を具体的に書き直した。面談したコンサルタントにも「こんな力を生かしていきたい」「できれば、こんな業界で試してみたい」などメールを送った。
step8 またまたスカウトメールが届く。自分を生かせる仕事を発見できそうな予感
 
キャリアシートを書き直した効果 がすぐに出て、またまたスカウトメールが届く。最初の時より、「いいな」と思う求人がくる確率がアップ。2社に返信。以前会ったコンサルタントからも連絡がきて、電話で話をした。求人を紹介したいとのこと。波に乗ってきたぞ!
よーし、頑張るぞ!
自分を生かす転職 3つの新常識
1.「スキル・経験に自信がない」と思う必要ナシ
「経験浅いけど、転職できるのか」と不安なら、匿名スカウトでどのくらいオファーがくるか試すべし
2.「選べることが多すぎてわからなくなった」時は、いったん休止
学生時代から最近までの自分を振り返り、生き生きできる瞬間や得意なことを思い出す時間を確保すること
3.「得意なことをどんなふうに生かしていきたいか」を軸に転職活動を
「自分を入れてくれる会社はどこ?」の発想はやめて、「自分をこう生かしていきたい」の視点で会社選びを
photo   やりたいこと探索中の人は、転職活動を進める過程で、10日〜1カ月ほど自分と向き合う時間が大切だ。「何を選べばいいかわからなくなる」原因は、転職市場の動向や市場価値といった世の中のモノサシだけで転職活動を進めていることにある。「自分は何が得意か」「自分をどう生かしたいか」という自分のモノサシをつくることが転職成功のカギだ。  
第2回「“この求人”を発掘したい人の巻」へ
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取材・文/中村陽子(編集部)
デザイン/渋沢真弥(コムデザイン)
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