元銀行員のネットワークを活かした独自の求人案件

「それでは、写真を撮ります。はい、チーズ！」オフィスにいたメンバーでの写真撮影から始まり、終始なごやかな雰囲気で撮影は終了。その後、コンサルタントの阿川さんにお話を伺いました。

――コンサルタントが元銀行員出身の方が多いと伺いました。

「1名以外、全員銀行出身者がコンサルタントをしております。銀行で３０年以上、営業を中心に経験して、その後コンサルタントに転身したパターンですね。経営者にとって最大課題の一つである採用のお手伝いをしているので、やりがいを持って頑張っていますよ」（阿川さん）

――企業のネットワークが広いのが特徴だとおっしゃっていましたが。

「はい、おかげさまで、たくさんの求人依頼をいただいています。もちろん誰もが知っている企業の求人案件もありますが、弊社の特徴は銀行員時代から続く人脈の太さ。例えば、長年のお付合いある経営者、幹部として同じ銀行出身者が在籍している企業、また企業の採用相談を受けている元上司・同僚・部下、などから求人の相談が寄せられます。そのため、特定の業界に特化せず、幅広い業界から声をかけてもらっています」（阿川さん）

――独自の求人案件の特徴を教えてください。

「特徴は２つがあります。１つは『弊社だけに依頼されている求人案件』であること。もう１つはこの後にもお話しますが、『管理部門や経営幹部の求人が多い』ことです。『弊社だけに依頼されている求人案件』は、経営者との長い付き合いから、その企業を熟知している私共だと話が早いということで、結果的に弊社だけに求人を依頼するケースがとても多いのです。また、その求人案件の応募要件が厳しい場合は、求職者の動向と照らし合わせながら応募要件の条件緩和も行うので、人材をご紹介できる機会が必然的に増えています。これも弊社だけに声をかかる要因でしょう。結果、私共がご紹介した方は、一次面接をとばして経営者面接に入るケースがほとんど。これは企業からの信頼の証しだと誇りに思っています」（阿川さん）

――コンサルタントの人脈が広いということは、たくさんの求人の中から選りすぐりの求人案件を紹介してもらえる可能性が高くなるのでないでしょうか。 しかも、経営者に直接自分をアピールでき、後悔のない転職ができそうですね。

管理部門全般・経営幹部の求人数が豊富

――『管理部門や経営幹部の求人が多い点』についても詳しくお話いただけますか？

「経営者からのご相談で一番多いパターンが、会社がある程度の規模になり、経営基盤が安定したタイミングでの人材採用です。管理部門の即戦力人材や右腕となる経営層、マネージャークラスの依頼が中心。管理部門で言うと、経験豊富な経営企画や経理財務、人事総務、営業事務や秘書などの人材を希望されます。経営層やマネージャークラスの求人案件であれば、経理部長や人事部長、経営企画室長などの管理部門責任者、営業部長などの部門責任者もしくはマネージャークラスですね。他には新規事業の責任者、社長の補佐役、執行役員など、経営幹部のポジションの求人案件も豊富。これは弊社の得意分野であると言えます」（阿川さん）

――阿川さん自身が幹部候補の求人案件を作ってしまうこともあるというのを本当ですか？

「はい、銀行員時代、企業の経営相談を受ける中で、多くの企業の組織運営を見てきましたので、その経験からいろいろとご提案しています。例えば、ある経営者から、「今後の役員層の人材を活性化したい」と相談を受けましたが、執行役員制度を作り執行役員候補者を採用して、役員になる前のプロパー社員と競わせ組織を活性化したらどうかと提案し、それで人材をご紹介したケースもありました」（阿川さん）

――経営相談をされ、独自にポジションを作ってしまうほど経営者に信頼されている同社。管理部門の求人案件も豊富だが、経営幹部・マネージャークラスで転職を考えている人はぜひ相談してみてはいかがでしょうか。

求人・企業情報の質と量に自信あり！

――求人・企業情報の質と量には自信があるということですが。

「この点には絶対的な自信を持っています。我々の業務は企業が求める人材を紹介するだけでなく、メンバーが銀行員時代の経験を活かし、経営全般についてアドバイスを行っています。経営課題の相談から不動産の有効活用、資金調達、新規事業の成功の可能性まで、幅広く相談を受けています。当然、その企業を知り尽くしていますので、求職者から質問を受けても、ある程度はお答えできます」（阿川さん）

――どんな情報を提供しているのでしょうか？

「それこそ、経営状況から企業理念、会社の就業環境、働いている人の特徴、経営者のビジョン、長所や短所までパーソナル情報まで幅広く提供しています。わかり過ぎていてやり辛かったたりするぐらいです（笑）。上場していない場合、売上や利益率は公表しない企業が多いので、貴重な情報になると思います。また、経営者のパーソナル情報をあらかじめ知っておくと、心の準備もできますので、経営者と上手くコミュニケーションがとれます。ですから、私が求職者の方とお会いして、求人を紹介する際に一番見ているのは、紹介先の企業の経営者や経営幹部との相性なのです」（阿川さん）

――お話を聞いていると、採用に関するコンサルタントというより経営コンサルタントという言葉がピッタリ。転職する際、どんな経営者、どんな人と一緒に働くのかは、会社選びの重要なポイントですが、こうした情報は求職者にとって入手しにくいものですよね。同社なら詳細なパーソナル情報を知った上で、安心して転職活動ができそうだと感じました。

求職者の希望条件を考慮したサポート

――求職者の希望を考慮したサポートを心がけているとのことですが。

「できるだけ、求職者の希望を考慮するようにしています。そうでなければ、早期退職という残念な結果になったり、転職するメリットも得られません。そのため、私共では面接後、求職者の希望条件を経営者と直接交渉し、できる限り、経営者と求職者双方の意見を上手く組み込めるようにしています。例えば、提示された給与が求職者の現職より低い場合には、活躍すれば役員に昇格し、現職以上の給与も可能な幹部候補としてのキャリアパスを経営者に提案するなど、少しでも希望に近づける努力をしています。ただし、極端にご自身の経験と市場価値が違う場合はアドバイスをしております」（阿川さん）

――希望条件の交渉は自分一人では直接言えないもの。経営者と直接やり取りしているコンサルタントを通して意見を伝えたほうが希望条件に近い形でなるかも。面接終了後に一度、相談してみるといいだろう。

同社の強み