株式会社日本ルミナス　コンシューマーマーケティング 山口　聡美さん 転職の誘いを受けながらも、待遇面の折り合いがつかず辞退—。山口さんが悩んだ末に選んだのは、自分の価値を認めてくれる会社だった。 profile:　1967年生まれ。卒業後、地方銀行に入社し、国際営業部のバックオフィスを担当する。2年間勤務の後、仏系スキーメーカーに転職。営業アシスタント、秘書を経て広告宣伝の仕事を4年経験。2000年、英語力をさらに身につけるため退社し、米国カリフォルニア大学サンディエゴ校に留学。2002年6月　株式会社日本ルミナスに入社。コンシューマーマーケティング部で活躍中。 金融業界を飛び出す 　山口さんは、現在医療機器メーカーで、フォトフェイシャルという、光でお肌を美しくする医療世界における最先端スキンケアの宣伝を担当している。 「広告宣伝は、ムーブメントを作る仕事。自分がほれこんだものが人々に受け入れられたとき、この仕事をしていてよかったと思いますね。現在はこのフォトフェイシャルというスキンケアが、デキる女性の自己管理方法としてスタンダードになる日は近いと確信して頑張っています。実はフォトフェイシャルのような美容施行の広告活動は世界初の試みで、日本で成功すれば他の国に向けての仕事も任される可能性があるのです。世界から注目されていると思うとやりがいを感じます」 　山口さんの転職は今回が２回目。新卒で入社したのは地方銀行だが、入社してすぐに自分には合わない職場と悟ったそうだ。規制が多くレールをはずれることが許されない業界は存在する。「自分にはもっと向いている仕事があるはず」と思い、ちょうど３年勤めた後退社した。