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アルバイトを通してスキーと出会う
 会社を辞めた後、この先の進路についてじっくり考えるために、日常を離れ雪山ロッジでアルバイトをすることに。そしてアルバイトを通して、山口さんは次の仕事へのヒントを得る。
「アルバイト先ではスキーメーカーの人たちに会う機会がよくありました。皆さんのイキイキと仕事している姿を見て、私の頭に“スキー”という言葉が残っていたのだと思います。山から降りて買った求人誌で偶然そのスキーメーカーの名前を見つけ、すぐに応募しました」


 そのまま応募したスキーメーカーに入社が決まり、営業アシスタントや秘書を経て、広告宣伝の仕事に就く。仕事を任せてもらい、内容的にも楽しかったが、入社9年目に留学を決意し退社する。
「広告宣伝部では本社とのコンタクトが増えるので、英語力がないと仕事が進まないのです。会社の費用で学校に通ったりもしたのですが、一度きちんと勉強したかった。33歳です。今逃したらもう行けないと思いました。帰国したときに35歳以上だと、次の仕事を探すのが難しい気がしたので」
 留学先では半年間語学を学び、その後半年はマーケティングを学ぶ。課題が多くハードな日々だったが充実していた。米国企業でインターンシップで実務も経験し、帰国間際にはインターンシップがきっかけで知人から外資系スポーツメーカーへの転職の誘いを受ける。
自分の価値を認める企業を探す
「その企業には、帰国後すぐ面接にいきました。大手のスポーツ用品メーカーだし、仕事内容も希望どおりでしたが、給与面や待遇面で折り合いがつかなかったのです。自己投資のために留学までしたのに、私の価値ってこんなものなのかと正直思いましたね。どうしようか迷ったのですが、結局お断りすることにしました」
 外資系スポーツ用品メーカーを辞退した後、人材バンク数社に登録。半年間転職活動を続けた末、日本ルミナスに巡り合う。転職先の希望として挙げていた、広告宣伝で英語を使う機会が多い仕事という条件を満たす職場だ。
「転職活動は思ったより時間がかかり、外資系スポーツ用品メーカーを断ったのを後悔したこともありました。でもこだわって探してみて良かった。上司に採用の理由を聞いたら、『非常識な経歴がいい』と言っていました。特に優秀でない私が採用になったのも、ルミナスの『普通の考え方では業界No.1になれない。非常識な人を歓迎する』という社風と自分がマッチングしたからです。転職って仕事ができるからどこでも働けるというわけではなく、最終的にはその人が持っているものを会社がどう評価するか、そして会社と人の相性で決まるものなのですね」

2002.10.07 Reported by Hideko Nagano  
STEP
20歳
地方銀行に入社し、国際営業部にて、為替ディーリングバックオフィスや、為替ディーリングの取引コンファームなどを担当
24歳
仏系スキーメーカーに入社。営業アシスタント、秘書を経て広告宣伝課に勤務する
33歳
米国カリフォルニア大学サンディエゴ校に留学。ビジネスサーティフィケートプログラムでマーケティングを専攻
35
株式会社日本ルミナスに転職。コンシューマーマーケティング部で活躍し、現在に至る

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