転職お役立ち情報|キャリアデザイナー|「人に喜んでもらえる提案をするため」のスキルアップ転職

TOP の中の転職研究室 の中のキャリアデザイナー の中の「人に喜んでもらえる提案をするため」のスキルアップ転職

専門知識を活かしコンサルティング営業に転身
 勉強を通して金融の奥深さを知り、この業界に面白みを感じた川名さんは、専門知識を活かして仕事の幅を広げたいと考え、転職活動を開始する。
「大きい組織の中では、お客様の立場にたって提案できず、歯がゆさを感じることがありました。たまたま条件があう求人を見つけて面接に行ってみたところ、企業の方針がそんな自分の考え方と一致していることがわかったのです。本当は何社か企業を回ってから転職先を決めようと思っていたのですが、その場で入社を決めてしまいました」

 転職先である証券会社では、念願だった資産形成のコンサルティング営業に携わる。
「資格があるということは、その方向できちんと仕事ができるという証明になるので、お客さまはもとより一緒に仕事をするスタッフにも安心感を持ってもらえました。これは人脈を作っていく上で大きなメリットになったと思っています」
人に喜ばれる仕事を目指す
 2年間営業に携わった後、川名さんは別の証券会社に転職する。これまで主に扱ってきた投資信託や保険だけでなくその他の証券も利用して提案ができる環境に、業務の広がりが期待できると感じ入社を決めた。まだ勤務を開始して約1か月だが、顧客の立場から資産形成を提案できる仕事に満足しているという。
「仕事をする際に、人の喜ぶ顔がみたいということはいつも思っています。前の会社でも同じでしたが、お客さまの側に立って喜んでいただける仕事をし、結果的に企業の利益につながったらいいなと。これは常に私が目指してきた営業スタイルでもあります」

 自分の目指すスタイルで働いていくために、資格取得はひとつのキーとなっている。資格を取れば希望にあった転職できるというわけではないが、目標と資格のベクトルが合致すれば、希望の勤務先に導く要素になり得るのだ。
「目指していることがあるのなら、どんどん行動を起こすべき。なんでもいいからはじめることが大切だと思うのです。たとえそれが漠然とした目標であっても、業務に関係する簿記やパソコンを勉強するなど、身近なところから何か始めてみたら、自分のやりたいことが見えてくるきっかけになるのではないかと思います」

2002.11.19 Text by Kazuyo Shimogawara  
STEP
22歳
大学卒業後、大手銀行に就職。資産運用のアドバイスを行う窓口業務の他、行員の研修等を手がける
29歳
銀行勤務のかたわら資格取得に挑戦し、AFPとCFP資格を取得
30歳
転職活動を経て証券会社に入社。主に顧客に対するコンサルティング業務を経験する
32
再び別の証券会社に転職し、コンサルティングを中心とした資産作りの提案型営業に携わり、現在に至る

TOP の中の転職研究室 の中のキャリアデザイナー の中の「人に喜んでもらえる提案をするため」のスキルアップ転職