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プロとしてもう一つ上のランクを目指す
 もともと好きだった英語能力をさらにアップすれば、サービスのプロとしてもう一つ上のランクに行けるのではないか。そう考えた今野さんは、イギリスのカレッジ入学の基準となるケンブリッジ英検を取得するため、イギリスに語学留学することに。わずか10ヶ月で資格を取得した今野さん。帰国後の次の目標は、これまで百貨店で学んだ知識と経験を活かしながら、英語の語学力をも発揮できる仕事に就くことだった。そこで白羽の矢がたったのが、米系家具輸入販売会社でのアシスタントマネジャーの職だった。

「オープニングスタッフとしての募集だったので、新しい経験ができるところにとても魅力を感じました」
 入社後は、未経験であった家具の知識は猛勉強をして補い、1年後にはストアマネジャーという責任ある役を任される。前職とは対照的な売上ありきの体質に、厳しさを感じながらもやりがいを感じていたという。しかし不況の煽りを受け、この会社が日本から撤退することとなり、再び転職せざるを得ない状況となる。
培った技術を活かし新しいスタッフを採用
 「これまで積み上げてきたスキルが活かせ、接客関係の仕事に携る仕事」という希望をもって転職活動を開始。求人情報誌等で情報を集めるが、魅力を感じる求人が見つからないことから、人材バンクに登録することに。数社登録した中の一社であるコーディネートセンターから現在の職場を紹介される。
「経験のない分野でしたが、新しい販売員を採用・教育することで、私の経験してきた接客の技術が活かせるのではないかと思い、この仕事を選びました」

 痒いところに手が届くような時間や空間をプレゼントする。本人の気が付かないところで思いがけない喜びを感じてもらうことこそがサービスと、今野さんは言う。そんな情熱人、今野さんの次の目標は、現場の販売スタッフとの意見交換しながら、より上質なサービス提供へと繋げていくことだという。
「職場では現状を改善していこうとする姿勢が大切だと思います。今何が足りないのかを常に考え、それを形にできたら、納得できる人間関係や仕事の結果がついてくるのではないでしょうか。私もまだまだ修行中の身です」
 “ブランドの顔”となる素晴らしい人材を確保するため、今日も今野さんは東へ西へと忙しい日々を送っている。


2002.06.12 Update  
STEP
23歳
▼▼▼ 大学卒業後、大手老舗百貨店に入社。婦人服売り場にて販売を担当
29歳
▼▼▼ ステップアップを図るためイギリスへ語学留学し、ケンブリッジ英検を取得。帰国後、米系家具輸入販売会社にアシスタントマネジャーとして入社する
32歳
▼▼▼ 企業の日本撤退により転職活動を開始。仏系大手アパレルメーカーに入社。現在、HRスペシャリストとして販売スタッフの採用を手掛けている

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