証券系システム開発会社に入社して4カ月。現在は、アシスタントマネージャーとして、モバイル向け証券取引用アプリケーションのシステム保守・運用に携わっている。希望していたシステムトレーディングの仕事ではないが、意外にも進藤さんに不満の色はない。
「まだ入社して4カ月ですからね。仕事の引継ぎが終わって、ようやくこれからってところですし。今はシステムトレーディングに関われないけど、将来的にやらせてもらえる可能性が高いとわかっているので、不満ではありません」
チームのメンバーは5人。年齢も近い彼らとも、すぐに打ち解けられた。
「転職してよかったなと思うのは、今やっている仕事が、この先やりたい仕事につなげられそうなところ。それに今の職場は、雰囲気も居心地がいいんですよ」
度を越した残業もなく、旅行や仕事に役立てたいと英会話を習い始め、週末は旅行や映画にとプライベートも充実させている(※5)。「でも、システムトレーディングをやれることになったら、残業しまくってるかもしれませんね」と笑う。
今回の転職で進藤さんは、「自分の将来について真剣に考えた」という。
「5年後10年後に自分がどういうふうに働いているか? どういう分野でどんな成果を出したいのか? ……長い目で将来を考え、方向性を決めないと、幸せなキャリアは築けないんじゃないかと。ただ納期を守ってやみくもに働いているだけでは、給料も思うようには上がらないんじゃないかと思うんですよね」
では今後のキャリアプランはどういったものなのだろうか? |