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職務経歴書の書き方をプロが直接指南します。さてさて今回の相談者のお悩みは・・・・・・ |
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私はこれまで6社で約10ほどの仕事を経験してきました。しかし諸事情により1社に長く勤めることができませんでした。さらに40代後半という年齢的な問題もあり、これまで100社以上に応募書類を送りましたが、そのうち面接に進めたのは7社で、まだ1社も内定が出ていません。せめて面接回数を増やしたいのですがどういうふうに職務経歴書を書けばよいでしょうか……。 |
まず、注意しなければならないのは、職務経歴書の枚数が多ければ多いほど、不利になる可能性が高いということです。採用期間中、採用担当者の元にはたくさんの応募者から履歴書や職務経歴書が送られてくるので、なるべく少ない枚数で自分を印象付けるような書類を作成することが重要なのです。したがって、職務経歴書は、1枚目に職務経歴、2枚目に志望動機と自己PRの計2枚が望ましいのです。 |
なるほど……。でも私の場合は職歴が多いからどうしても枚数が多くなってしまうのですが……。 |
経験した会社や仕事をすべて書こうとするから枚数が多くなると思うのですが、そうする必要はないんですよ。 |
え? そうなんですか? |
はい。職務経歴書とは、履歴書とは違い経験してきた職務から何ができるのか、志望する会社に入ってどう貢献できるのかをアピールするものですので、履歴書にすべての職歴を記載していれば、時系列ですべて書く必要はないんです。 |
それは目からウロコです。でもどうやって書けば……。 |
私が推奨しているのは時系列ではなく、職務領域と職務内容のふたつの項目に分けて、経験職務ごとに書く方法です。これなら似たような職務はひとつにまとめられるので、たくさんの会社と職務を経験している麻生さんのような方でも、1枚にまとめることができます。 |
具体的なまとめ方ですが、職歴が多岐に渡る方の場合は、まず最初に考えることとして、次にどんな会社でどんな仕事がしたいのか、ターゲットを確定することです。 |
ルーティーンの事務職よりも、人と接する仕事がいいかなと思っています。 |
なるほど。ではこれまでの経験の中でキャリアの柱となる職務は何ですか? |
結果を出せたという意味ではセミナーの企画運営業務でしょうか。 |
では職務経歴書を書く際に、セミナーの企画運営や営業系の仕事を一番先に書きましょう。そしてあまり関連のない職務経歴はカットしてOKです。 |
わかりました。具体的にはどう書けばよいでしょうか? |
職務領域と職務内容はなるべく具体的に書きましょう。ただ経験した仕事内容だけを羅列するのではなく、その仕事でどういう成果を上げたかをアピールすることが重要です。そうすることによって、得意なこと、コアスキルが浮かび上がってくるので、それをきっちり見る側に伝えましょう。また、心掛けたことや工夫したことなどの仕事に対する姿勢も書いた方がいいですね。仕事の内容が変わっても、それらは変わらないので次の仕事に向けての格好のアピール材料になるんです。 |
2枚目には自己PRと志望動機と資格などを記載しましょう。特に採用担当者が重視するのが志望動機ですので、必ず書きましょう。応募する会社のことを理解している、もしくは理解しようとする熱意があることを伝えるのがポイントです。またこれまでの経験とスキルで会社に貢献できるということも忘れずに書きましょう。 |
わかりました。自己PRはどう書けばいいでしょうか? |
麻生さんの強みをできるだけシンプルに箇条書きで書きましょう。スキル的な部分に加え、人間的な力もアピールしてください。ポイントは相手先企業に、いかに我が社にほしいと思わせるかです。それを念頭に置いて書いてみてください。 |
はい。頑張って書いてみます。ありがとうございました。 |
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