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「どうやって書けばいいのか
分からない」
「書類選考で落とされる理由がわからない」——。

職務経歴書で悩んでいる人、大集合!

職務経歴書の書き方をプロが直接指南します。さてさて今回の相談者のお悩みは・・・・・・

第37回のお悩み 職歴が多い場合の効果的な書き方がわからない 50歳/女性/法務事務編
今回の相談者   今回の所長
相談者小沢真美さん(仮名)

短大卒業後、Webデザイナー、プログラマー、プライバシーマーク取得コンサルタント、社長秘書、広報、総務、一般・営業事務など多種多様な職務を経験。今後はコンプライアンス系事務職の正社員としての転職を希望しているが、職歴の多さと年齢の高さでなかなか書類選考を通過できず苦戦中。

 
所長K.Tさん

キャリア・コンサルタント。個人を対象にしたキャリア形成および転職支援コンサルティングのほか、 企業向けの人材育成コンサルティングで多数の実績を有している。また、現場においてもキャリア気付き研修のファシリテーターや能力開発トレーナーとして活躍。
●産業カウンセラー
●NPO法人日本キャリアカウンセリング研究会会員

     
 
プロフィール
お悩みポイント
その1   職歴が多いため、ページ数が増えてしまう
その2   会ってみたいと思わせるような自己PRの書き方がわからない
before 小沢さんの職務経歴書
before 小沢さんの職務経歴書
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NGポイント
NG 全体
  • 職務経歴書は2枚にまとめるのが基本。1枚目に職務経歴、2枚目に志望動機、自己PR等を書く
NG 要約
  • 分量が多すぎる。もっと簡潔に
NG 略歴
  • 履歴書や職務経歴とだぶるので特に必要ない
NG 職歴
  • 表組みにして職務領域と職務内容とにわけて、実績やアピールポイントも書いているのはいいが、分量が多すぎる
  • すべての経験職務を書く必要はない
  • アピールしたい気持ちはわかるが分量が多すぎる(下も同)
  • 今後希望しない職種はカット
NG 自己PR
  • 箇条書きで簡潔に
  • 志望動機は必ず書く
 
 
アドバイスを元に作り直した職務経歴書はこちら
 
アドバイスを元に作り直した職務経歴書
K.T所長 K.T所長 小沢さん

小沢さん

 
アピールしたいポイントを絞る
K.T所長

本日はどういったお悩みで相談に?

小沢さん

現在、転職活動中なのですが、これまで10社以上に応募しているのですが、そのうち面接までにいけたのが1社のみとなかなか書類選考に通らない状況なのです。

K.T所長

なるほど。その原因はご自身ではどのようにお考えですか?

小沢さん

まず50歳という年齢と転職歴7回という転職回数・経験職種の多さが原因なのではないかと……。

K.T所長

ほぼそのとおりですね。しかし、高年齢と経験職種の多さをデメリットに感じさせない職務経歴書の書き方はあります。それをこれからお教えしましょう。

小沢さん

よろしくお願いします。

K.T所長

まず経験職種の多い場合の書き方のコツはアピールしたいポイントを絞るということです。現在小沢さんの職務経歴書は計4枚もありますが、こんなに多くてはまず全部は読んでもらえません。中には多いというだけで敬遠する採用担当者もいます。職務経歴書の目的は何か? 採用担当者に会ってみたいと思わせることですよね。そのためにはまずは目を通してもらわなければなりません。ですので、職務経歴書はなるべく簡潔にわかりやすく書くということが大前提。ですので、まずはこの4枚の職務経歴書を1枚にしましょう。

小沢さん

なるほど。でも私の場合は在籍社数や経験職務が多すぎてとても1枚にはまとまりそうもないのですが……。

K.T所長

それはすべてを書こうとするからです。必ずしもすべての社数・職務を書く必要はないんですよ。

小沢さん

え? そうなんですか?

K.T所長

はい。履歴書に時系列で書いてありさえすれば大丈夫です。職務経歴書とはこれまで経験してきた仕事の中で身につけたスキル・能力は何か、それをもって志望する企業にどう貢献できるかをアピールするものなので。ここでもうひとつ、職務経歴書を書く前に重要なポイントがあります。それは今後どんな会社・仕事に応募するかということです。まずご自身の中で「今後こういう仕事をやっていきたい」という軸を決める必要があります。その出発点があやふやなままだと、転職活動を行う過程でブレて、結果こんなはずじゃなかったということになりかねません。

小沢さん

今後はこれまでの実績を生かしてコンプライアンス系の事務職に就ければと思っています。

K.T所長

その職種ならば小沢さんの強みを十分アピールできるのでいいと思いますよ。ただ、求人数は少ないと思いますので、コンプライアンス系を中心とした事務職に加え、経験年数の長い秘書も含めましょう。これでターゲットは決まりました。あとの関係のない職種、例えばWebデザイナーとかプログラマーとかはカットしましょう。

小沢さん

なるほど。

K.T所長

要はターゲットに対して効果的に訴えることが重要なのです。小沢さん自身を商品に見立てて、会社に売り込んでいくという意識で書いてみましょう。

小沢さん

わかりました! 具体的にはどのように書けばよいのでしょうか?

K.T所長

基本的には現在の職種別に書く方法でOKです。修正点としては、ターゲットに沿って、順番を入れ替えてまず最初にコンプライアンス系の職種を書きましょう。また、同じような職種が複数書かれてあるので、ひとつにまとめて書く。職務内容はあまり細々と書いても読んでもらえない可能性が高いので、いかに強みを簡潔に書くかがポイントです。重要なのは、職務内容を詳しく書くことではなく、その職務を通じて身につけた力が他の仕事でも応用できることをアピールすることですので。そして不必要な職種はカットする。これだけでかなりすっきりすると思いますよ。さらに、実績やアピールポイントが書かれてあるのもいいですが、アピールすることが多いようなら、さらに「御社に貢献できること」表組みをもう1列作ってまとめてアピールするのもいいですね。

 
自己PRで人間力をアピール
小沢さん

もうひとつの悩みのタネが自己PRの書き方です。どうすれば効果的に自分をアピールすることができるのでしょうか……?

K.T所長

自己PRの書き方のキモは、いかに自分の売りとなる能力を伝えられるかです。ここで年齢が高いからダメではなく、年齢を重ねたからこそ得られたものがあるというふうにアピールするのです。例えば若者は年長者に比べてヒューマンスキルが不足している場合が多いので、そこをアピールする。例えば、私は○○という経験を通してコミュニケーション能力を身につけましたという感じで。「私は○○だから御社にとって役に立つ人材ですよ」と訴えかけるのです。ご自身で一番の強みは何だと思いますか?

小沢さん

あまり人間関係がよくない職場でもみんなをうまくまとめて仕事ができることですかね。

K.T所長

それは大きな強みですね。複数の職場を経験してきたからこそ身についたヒューマンスキルなので、それをぜひ強くアピールしましょう。

小沢さん

なるほど。少し自信が沸いてきました。

K.T所長

あと志望動機は採用側がかなり重視するポイントなので、必ず書きましょう。書き方のコツは、まず応募した理由を小沢さんの経験を元に自分の言葉で書くこと。そうすると熱意が伝わります。

小沢さん

わかりました。頑張って書いてみます。ありがとうございました。

今回のポイント
 
その1   まずは今後のキャリアの希望軸を決めよう
その2   職務内容はなるべく簡潔に
その3   自己PRはヒューマンスキルを強調しよう
   
OK総評

今回の相談者の場合、プログラマー、社長秘書、事務管理、コンプライアンスのコンサルおよび事務局という毛色がそれぞれ違った職種を渡り歩いてきたため、通常に職務経歴をなぞっていくと、結局のところ何を売りにするのかが見えなくなってしまうリスクがありました。そこで、やや強引にでもつなげるところはつないで業務領域をまとめ、できるだけ一貫性を感じることができるように工夫したことがポイントに挙げられます。つまり、職務のつながりを感じずバラバラな印象のままでは書類選考を通過することは難しいということです。直接的には職種が違っていてもその職務の目的であるとか、課題であるとかが共通であれば一括りにしながら整理していくことが大事です。
 

 
眼からウロコの感想

これまで自己PRが苦手で、不況でなくても年齢と職歴の多さでなかなか書類選考に通らず、転職活動は苦戦をしいられていました。自分自身の経歴に自信も失いかけておりましたが、専門的なアドバイスをいただくことにより、1.読んでいただける職務経歴書に変化したこと 2.私の経歴がより的確に効果的に会社に貢献できる人材、といった内容に生まれ変わったことに感動いたしました。自分自身を商品としてどう売り込むのか、プレゼンと同じような要領で考えれば良いというアドバイスは目からウロコでした。落ち込みがちな転職活動でも、このように添削していただいたことで、勇気をいただき、また頑張ろうというやる気とファイトも沸いてきました。ありがとうございました。

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