転職お役立ち情報|牧田幸裕のビジネスマンFA宣言|自伝執筆で紐解かれた エキスパートの「行動パターン…

TOP の中の転職研究室 の中の牧田幸裕のビジネスマンFA宣言 の中の自伝執筆で紐解かれた エキスパートの「行動パターン」

牧田幸裕のビジネスマンFA宣言

新世紀、転職も自分が企業を指名する“フリーエージェント”の時代に突入した。若くしてコンサルティング会社の副社長に就いた著者が、自身の経験をもとにキャリアの切り開き方、【自分ブランド】の極め方を熱く伝授する。  
自伝執筆で紐解かれた エキスパートの「行動パターン」
 僕は【人材バンクネット】のこの連載以外に、様々な媒体で連載を持っています。それらを総合すると結構な分量になり、「ここで一度ひとつのパッケージとしてみたらどうだ」という話が出版社からありました。
 そこで、事業立ち上げの忙しい合間に出版の準備をしていたのですが、とうとう完成し発売することになりましたBookParkでもお薦めコンテンツに選んでいただき嬉しい限りです。

 連載第11回で、自分を見つめなおすためにレジュメを書くことをお薦めしましたが、今回の自伝の出版は、まさにそれを現在までの31年分行ったことになります。ビジネスマンになってからの3年間もそうなのですが、それまでもいろいろあったなぁと感慨に浸りました。そして、そこで明らかになったのが、僕の行動パターンです。

1. 実力もないのに大風呂敷を広げる。(と言うか、「自慢しー」(連載19回参照)なのでついつい実力以上に自分を見せたがる)
2. 常にその当時の実力では出来ないことに挑戦する。ここまで大風呂敷を広げると失敗するととても恥ずかしいので真剣になる。そこで、実現するために何をすればよいのか真剣に考える。そして、最小の投資で最大の効果を狙う。(大体時間もリソースも無い)
3. 1−成功すると天狗になり、1に戻りさらに上を目指す。
2−失敗すると極端に落ち込み、自分は駄目人間だと思い込む。回復するのに結構時間がかかる。

 大学受験でもビジネスマンになってからでも、大体同じような行動パターンを繰り返しています。ここまで分かれば、もっと謙虚になり少しは直せばよさそうなものですが、そのつもりはあまりありません。なぜなら、
1. 常にストレッチされた状態になるので、苦しく厳しい時間が続くものの、短期間で成長できる
2. 大風呂敷を広げることで失敗は許されなくなり、退路を断ち切り前進だけに集中することが出来る
からです。もちろん良いところばかりではなく、

からです。もちろん良いところばかりではなく、
1. 大風呂敷を広げると大体胡散臭いやつに思われがちである
2. 敗すると信頼を失いえらいことになる
というリスクもあります。普段「自分のブランドで仕事をしろ」と言いながら、僕自身の「自分のブランド管理」には結構リスクがあります。

 ただ、僕はそのリスクをとってでも、短期間の成長を狙っていきたいです。僕の将来の目標(連載20回参照)を考えると、今の僕はまだスタート地点から数歩歩き出しただけであり、時間が全然足りないからです。

 今回の本には、今までの成功談だけではなくむしろ失敗談が数多く書いてあります。宜しければご覧ください。
ymakita@kairios.co.jp
牧田 幸裕(まきたゆきひろ)
1970年 京都生まれ。京都大学経済学部卒業後、京都大学大学院経済学研究科修了。大学講師を経て、1998年7月アンダーセン コンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループに入社。2000年8月、サイエント株式会社マーケティング・ディレクターに就任。日本人最年少のディレクターとして、日本法人立上げに携わる。2001年5月より、ICGコンサルティング副社長。2001年10月、ICGコンサルティングの事業と組織を継承し独立、カイリオスジャパン株式会社取締役副社長に就任。共同創業者。戦略グループ最高責任者。
2001.12.21 update 戻る

TOP の中の転職研究室 の中の牧田幸裕のビジネスマンFA宣言 の中の自伝執筆で紐解かれた エキスパートの「行動パターン」