転職お役立ち情報|キャリアデザイナー|目指すのは技術と人の距離を近づけるSE

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持てる技術を同じ方向性の会社で活かしたい
 大学院大学修了後、大学推薦で入社した大手電機メーカーで配属されたのは、ワープロの商品企画部だった。商品デモの作成や、企画資料の作成などを担当するが、次第に『もっと技術よりの仕事がしたい』という思いが募っていく。そして配属から1年後、社内異動制度を活用してシステム推進部に異動する。
 「就職するときに考え違いをしてしまったのは、大学推薦なので自分で学んできたことが活かせる職場で働けると思っていたこと。自分のビジネスビジョンも不明確だったため、学んだことをうまく仕事につなげることができませんでした」

 異動先の部署では、海外で作成したパッケージソフトのテストやローカライズを経験。しかし技術的な仕事をしたいという気持ちはさらに強くなり、SEとしての転職を試みる。人材バンクを利用して入社した外資系パッケージソフトベンダーでは、プログラミング・設計・実装・テスト・導入と、SEとして一通りの経験を積むが、会社との間に仕事観のズレを感じた菅原さんは、再度転職を決意する。
 「1年間仕事をしてきましたが、会社や部署の中で、お客様によりよいサービスを提供しようという気概を感じることができませんでした。転職はしないに越したことはないのですが、せっかく限られた時間の中で仕事をするのですから、自分の方向性と合ったところで働きたいと思ったのです」
技術と人の間に立つエンジニアを目指して
 菅原さんが転職する際にこだわったのは、『お客様を大切にしている職場』であること。業務上の問題に対しITを使って効率化を提供できるSEとITコンサルタントに職種を絞り、転職誌やWEB、人材バンクなど様々なツールを使って転職活動を開始。10社ほど面接を受けた上で、IT業界に特化する人材バンク リーベルから紹介されたCRCソリューションを勤務先として選択する。

 「企業選びの際には周囲の方からいろいろとアドバイスをいただきましたが、やはり最終的には自分の直感を信じて入社を決めました。8月から勤務を開始していますが、面接のときに感じた通りの印象です。前の会社では感じられなかった、お客様の視点に立って、チームが一丸となってシステムを作り保守していこうという雰囲気が今の職場にはあるんです」

 何よりも顧客との信頼関係にプライオリティを置いてきた菅原さん。方向性を同じくする職場で今後どのようなことを目指しているのか聞いてみると、「システムありきではなく、お客様に合ったシステムを提供するために技術を駆使することが大切だと思っています。エンジニアとして技術と人の間にある敷居を低くできるよう努力していきたい」という菅原さんらしいコメントが返ってきた。


2002.09.13 Reported by Rie Karasawa  
STEP
24歳
奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科修了後、大手電気メーカーの商品企画部に入社
25歳
社内異動制度を利用し、システム推進部に異動。ソフトウエアのローカライズを担当する
27歳
外資系のパッケージソフトベンダーにSCM開発SEとして転職
28
CRCソリューションズに入社。流通系システムエンジニアとして活躍中

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